タイタンの戦い

　タイタンの戦い

ギリシャ神話を元にした家族が安心して見られる娯楽映画。この映画は、模型をコマ撮りして、動く映像にしており、手間暇がかかっている。コンピュータ・グラフィックスのような動きの滑らかさや派手さはないが、けっこう迫力がある。とても人間味あふれた作品であり、見ているのが楽しくなる。アポロドロスの「ギリシャ神話」に多くの題材がある。

（１）未婚の母ダナエ　部屋に閉じ込められていたダナエが妊娠して男子を産んだ。父はゼウスであった。

（２）ゼウスと女神たち　ダナエの父が娘と子を箱に入れて海に捨てたとゼウスに報告された。

（３）三女神とティティス　ティティスはアキレスの母であるが、この映画では違う設定になっている。

（４）父・娘・孫　父王は死にアルゴスは津波に飲まれる。ダナエと幼な子は無事島に流れ着く。

（５）油断は禁物　ゼウスは何にでも化けて女性に近づき、交わって妊娠させてしまうので。

（６）ヨッパの町　ペルシャ風の巨像があるし、エチオピアでもなく、この映画用の架空の町と思われる。

（７）姫の難問　姫の婿となるには、姫の出す謎を解かなくてはならない。解けなければ火刑にされる。

（８）透明の兜　ペルセウスはギリシャの女神たちから剣、盾、冑（かぶと）をもらっている。

（９）謎を解く者　アンドロメダの謎を事前に得たペルセウスは婿選びの会場に現われた。

（１０）カルボスの指輪　八百長のような手段でペルセウスは婿になるが、本当の難題に遭遇する。

（１１）海獣の生贄に　カシオペヤが娘が女神よりも美しいと誇ったため、オリンポスの罰が予告される。

（１２）魔女三姉妹　ペルセウスは予言者に会い、海獣を倒す方法を聞きだすが、それもまた難題であった。