過去をさぐるべき
　　　　　　名探偵ポアロ「象は忘れない」

過去をさぐるべき２ 2015年に書いたマリヤさまとルカの関係はあいまいである。それはわたしがまだルカによるイエスさまとマリヤさまの「顔認証」に到達していなかったからである。「顔認証」こそはルカがマリヤさまから「処女受胎」を聞き出す根拠でなければならず、カトリック教会の原点なのである。カトリック教会は実にマリヤさまのために存続しているのである。それを忘れてはいけない。 マリヤさまはアロン家最後の姫であり、処女受胎こそはイエスさまをアロン家の者としたのである。それがマリヤさまにアロン家の使命を想起させ、イエスさまによる「苦杯と十字架」こそは人の罪のあがない、すなわち人が人の罪を負うに到達し、アロン家をイエスさまにおいて永遠としたのである。そしてその時空に居合わせた異邦人クレオパとルカとが、マリヤさまによるカトリック教会を誕生させたのである。2022/4/23　mp4映像を追加した。

マリヤさま「エマオを訪ねましょう」

イエスさまの母上マリヤさまはルカにだけ生涯秘密にしておかなければならないことを語った。それはマリヤさまがルカを見られてその信仰の正しさを確信されたからである。ヨセフとマリヤさま以外、３５年前の誰にも知られることのなかった秘密が、異邦人の訪問者に語られた。しかし、ルカの心を見抜いたマリヤさまは、ルカにこう提案された、「いっしょにユダの山里に行ってみましょうか。さすがにエリザベツはもういませんけれど。それからベツレヘムにも寄ってみましょうよ」。してみると、ザカリヤとマリヤの賛歌もまた、ルカが村人から聞いたものでなければなるまい。

名探偵ポアロ「象は忘れない」

ポアロの親友アリアドニが、13年前のイーストボーンでの事件の真相を知るために、助言を求めてきた。ポアロはアリアドニに、「過去をさぐるべきだ」と答えた。同様に、聖母マリヤの言葉の真相をさぐるには、ルカは象をもとめてユダの山里に行かねばならなかったはずだ。30年近く前の出来事とはいえ、誰かが何かを覚えているだろうから。

アリアドニ活躍の音声 wav(15Mb)

映像ファイルの知識がなく、ディスク容量が気になったので、ラジオ・レコーダーで録音した。wavのほとんどはmp3にして、ファイルを圧縮したが、これはそれを忘れていた。映像は、「過去をさぐるべき２」にある。

アリアドニは昔の知り合いを尋ねた。異邦人であるルカが、単独で、あるいは同伴のユダヤ人といっしょに、マリヤさまの話を確認するために、ユダの山里に行っても、らちはあかないだろう。マリヤさまが同伴でなければ、村人は警戒して、何も話さないに違いない。 思うのだが、「ルカによる福音書」に記されている、ザカリヤとマリヤさまの賛歌は、村人が時々口ずさみ、継承していたもののはずだ。エルサレムの教会でルカがマリヤさまから聞き書きしたのでは、軽すぎる。同様に、ベツレヘムで羊飼いたちがイエスさまを見にやってきた話も、マリヤさまを覚えているベツレヘムの人々から、ルカたちが聞き出したものでなければならない。

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「ルカによる福音書」

2015/9/9 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義 正式名称：（ささくら修道会）聖母マリヤ福音教会 2015/9/13（推敲） 2022/4/22(過去をさぐるべき２)、4/27 2024/8/20