98.神兆(しんちょう)

  
慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・

98-1信仰に背いた啓典の民も、多神教徒も、まごうかたない神兆が現われて来るまでは、ああして離れて行きはしなかった。98-2アッラーのみもとから一人の使徒がやって来て、尊い御書のいと浄らかな書きものを誦んで聞かしてやるまでは。

98-3啓典を戴いているあの人たちがばらばらに分れてしまったのは、まごうかたない神兆が現われてからの後のこと。98-4それも、信仰ただひと筋にアッラーに仕え、純正な信仰の人として、礼拝の務めを果たし、喜捨を出せ、とただそれだけの御命であったに。これこそ本当に正しい宗教の(真髄)であろうに。

98-5信仰に背いた啓典の民と多神教徒は、ジャハンナムの火に落ちて、そこに行く末永く住みつく定め。これこそ最悪の被造物。98-6信仰に入り、義しい行いに精出す者、これは最良の被造物。98-7その御褒美は主のみもとで、潺々(せんせん)と河川流れるアドンの園。いつまでもいつまでも、そこに末永く住みついて、98-8アッラーも彼らに御満悦なら、こちらも(アッラー)に大満足。これが主を懼れかしこむ人々の報い。
 
次へ 第99章「地震」

  
 
2014/1/8オリジナル教会 (初代代表)笹倉正義
正式名称:(笹倉宗)聖母マリヤ福音教会
   

聖句引用:日本聖書協会 口語訳聖書
新約聖書(1954年改訳)

旧約聖書(1955年改訳)