７（２） ７（２）
| 7-31言ってやるがよい、「神様が禁止なさったものといえば、 （１）破廉恥、これは外に現われたのでも内にかくれたのでもいけない。 （２）次に罪、 （３）それからいわれのない傲慢不遜、 （４）それからなんの権能も戴いていないのにアッラーとならべて他の（邪神ども）を崇拝すること。 （５）それからアッラーに関して自分の知りもせぬことを喋りちらすこと。これだけだ」と。 7-32どの民族にも予め定まった期限というものがある。いよいよその期限が来たとなったら、ただの一時間すら遅らすことも早めることもできはしない。7-33これ、アーダムの子らよ、汝らの中から選び出された使徒がやって来て、汝らにわしの神兆を語って来かせるような場合、それで 7-35それにしても、アッラー曰くと称していいかげんなでたらめを言い、その下し給う神兆を嘘よばわりする人ほど悪い人間がどこにあろう。そのような者どもには聖典に規定されている通りの分け前が必ずめぐってこようぞ。やがて我らの遣わす者が訪れて、彼らを召す時、「汝ら、アッラーをさしおいて（ほかのものに）一生懸命祈っておったが、そのものどもはどこにいるのか」と訪ねると、「わしらをおきざりにして、みんなどこかへ行ってしまいました」と言う。すなわち、自分たちが無信仰者であったことを自分から証言せねばならなくなる。 7-36（するとアッラーが）仰しゃる、「汝らより以前に（地上から）過ぎ去ったさまざまな民族、人間もあれば 7-37すると今度は最初に来た連中が最後の連中に、「それ見ろ、お前たちが我々より得できるはずはない。みんな自分で稼いだものの報いだ、さ、充分に天罰を味わうがよかろう」と言う。7-38おい、よく聞け。我らの神兆を嘘よばわりして、傲慢な態度をとった人々、そのような者どもには天の扉は絶対に開かれぬ、天国には絶対に入ることはできぬ。駱駝が針の穴を通らぬかぎりはな。こうして我らは罪人どもに報いを与える。7-39ジャハンナムの火がその寝床。そこへ上から蓋をしてやる。これが不義の徒の当然の報い。 7-40だが、信仰深く、義しいことを行う人々は・・・・。我らは別に誰にもその能力以上のことをさせるつもりはない。そういう人間ならみな楽園の住人にして、永久にそこに住みつかせよう。7-41胸の中にひそむ怨恨は取りのけて戴き、足下には 7-42楽園の住人たちは劫火の住人たちに言うだろう、「神様がわしらに約束し給うたことは、やっぱり本当だった。お前たちの神様がお前たちに約束し給うたことは本当だったか」と。すると、「うん」と答える。その時、何者か亮々と叫ぶ声あって一同に告げるのだ、「アッラーの呪詛、この極悪人達のうえにふりかかれ。7-43恐れ多くもアッラーの道を塞ぎ、それを曲げようとしたばかりか、来世を信じようともしなかった不埒な者ども。」 胸壁 7-44両方の間は 7-48劫火の中にいる連中は楽園の人たちに声をかけ、「水でも、アッラーが貴方がたに授けて下さったものでも、どちらでも結構ですから、私たちの上に注ぎかけてくだされ」と言う。するとこちらは、「ところが信仰のない人々にはどちらもやってはいけないとのアッラーの御命令だ」と答える。7-49「宗教を気晴らしか遊びごとと考えて、現世の生活にすっかり幻惑されてしまった人々には。」今日という今日は、我らの方でも彼らを忘れてやる、丁度（現世にいた時分）彼らがこの日の対面を忘れ果て、我らの神兆を認めようともしなかったように。 7-50だが我らの方では、彼らにも聖典を授け、しかも確実な知識に基いて詳しく説明し、信仰ある人々への導きとも恵みともなるように取りはからっておいたのだぞ。7-51今は彼らもその（聖典の）解き明かしを待つほかはなかろう。だが解き明かしが来るその日、以前それを忘れていた人々も「なるほど、神様のお使いの方々が言ったことはみな本当だった。とすると、誰か我々のために執成してくれる仲裁者でもないものか。それとも、も一度（地上に）戻らせては貰えないものか。そうすれば、今までとは全然別のやり方するのだが」などと言うことだろう。だが既に取りかえしつきはせぬ。空想で造り上げていたものが急に姿を消してしまった今となっては。 |
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