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| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ アッラーこと「イスラム」への忠誠 49-1これ、お前たち信徒のものよ、アッラーや使徒のお許しも得ない先に勝手な振舞するでないぞ。アッラーを懼れまつれ。アッラーは耳敏く、全知におわします。 49-2これ、お前たち信徒のものよ、預言者の声より高い声だして喋ってはならぬ。また、お前たちお互い同士で喋る時のように大声で彼に話しかけてはならぬ。そのようなことすると、お前たち、自分では気がつかないうちにせっかくのお功労が無になってしまうぞ。 ---初期は「烏合の衆」だったと分かる。 49-3まこと、アッラーの使徒の面前では声を低めて喋るような者こそ、アッラーがその心を試みて、特に敬虔な信仰に適するものと折紙つけられた人間。そういう人々は罪の赦しと、それから素晴しい御褒美を頂戴できよう。 マホメットのプライバシー 49-4汝が私室にいるところを、いきなり外から声かけたりするような者がおるが、あれは大抵みな気のきかぬ者ばかり。49-5お前の方から出て行くまでじっと待っておればよさそうなものを。だが（これほど失礼な者どもをこらしめずにおかれるとは）アッラーはどこまで気のやさしい、情ぶかいお方であられることか。 49-6これ、お前たち信徒のものよ、邪曲な人間が何か情報を持って来た場合には、まず（嘘かまことか）よく確かめること。（うっかり飛びついて）思わず他人に大変な迷惑かけ、あとで自分のしたことを悔むような羽目になってはこまる。49-7だいいち、お前らの間にはアッラーの使徒がおられるということを忘れてはならぬぞ。もしもあれが大抵の問題でお前らの意見に従って行ったら、お前らはきっと、とんでもないことになってしまうに相違いない。そこをアッラーがお前たちを駆りたてて信仰を好きにならせ、気に入らせ、無信仰と邪曲と不従順を嫌いにしておいて下さる。こういうのがつまり心正しい人。49-8それもみなアッラーのお恵みとお情による。まことに、アッラーは全知、至賢におわします。 イスラムの統制 49-9もし信者同士が二派に別れて喧嘩をはじめたら、お前たちが仲裁してやるよう。それでもまだいずれか一方が相手に喧嘩を売るようなら仕方がない、徹底的にその悪い方を攻めて、アッラーの御命にたち還らせるよう。で、もし彼らがたち還ったなら、改めて双方の間を、公正を旨として仲裁してやるがよい。どこまでも正義を旨とせよ。アッラーは公正な人々を愛し給う。49-10なんと言うても信者はみな兄弟。お前たちにしても、自分の兄弟二人となればどうしても仲よくさせねばならぬはず。何よりもアッラーを懼れまつることが大切。そうすればきっとお慈悲をかけて戴ける。 ---アラブの人々は個人よりも氏や部族単位で行動するらしいから。 イスラム同士の付き合い方 49-11これ、よく聞け信徒のものよ、人は誰でもやたらに他人を嘲笑ってはならぬ。もしかしたら向うの方が自分よりえらいかも知れぬ。女にしてもほかの女を（やたらに嘲笑ってはならぬ）。もしかしたら向うの方が自分よりえらいかも知れぬ。お前たち、お互いに悪口言うものではない。 |
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