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| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 46-1ハー・ミーム。この聖典を下し給うたのはアッラー、全能、全知の御神。46-2我らが天と地と、その間なるすべてのものを創ったは決してあだおろそかの業ではない。はっきり決まった時限をつけてある。それなのに、信仰なき者ども、いかに警告してやってもそ知らぬ顔。 言いがかり 46-3言ってやるがよい、「これ、お前たちがアッラーをよそにして拝んでいるもの、あれは一体なんだ。この大地に何かあれらの創造したところでもあるならわしに見せて見よ。天空の（創造に）多少とも参与したとでも言うのか。これより前に（お前たちアラビヤ人に）啓示された聖典があるなら、聖智のかけらでも残っているなら、持って来て見せるがよい。お前たちもし本気なら」と。46-4アッラーをさしおいて、復活のその日までも呼べど応えぬ（偶像）に祈っている者ほどひどく迷いこんだものがあろうか。あれらは、彼らがどれほど祈ったとてどこ吹く風。46-5そればかりか、いざすべての人間が召集という段になると、逆に彼らの敵にまわって、以前崇めて貰ったことなぞいっさい知らぬ顔。 46-6まごうかたなき我らの神兆を誦んで聞かされても、あの信仰なき者ども、せっかく目の前に現われた真理のことを「これはたしかに妖術に違いない」と言うばかり。46-7さもなければ、「どうせあの男の 46-8言ってやるがよい、「わしは別に イエスの言葉 （ルカによる福音書）パラダイスにいる 23-39十字架にかけられた犯罪人のひとりが、「あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、またわれわれも救ってみよ」と、イエスに悪口を言いつづけた。23-40もうひとりは、それをたしなめて言った、「おまえは同じ刑を受けていながら、神を恐れないのか。23-41お互は自分のやった事のむくいを受けているのだから、こうなったのは当然だ。しかし、このかたは何も悪いことをしたのではない」。23-42そして言った、「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」。23-43イエスは言われた、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。 46-9言ってやるがよい、「これ、お前たちよく考えてごらん。もしこれが（お前たちの 46-10信仰なき者ども、信仰ぶかい人々を見ては、「もしこれが何か本当に結構なものであるなら、彼らがわしらより先に手に入れる道理がない」などと言う。そして結局どこまで行ってもその導きは得られないから、いまにきっと「こんなもの、どうせ昔ながらの イスラムがお勧め 46-12「我らの主はアッラー」と言って、真直ぐに進んで行く人々、そういう人々はもう何も怖いことはない。悲しい目に遇うこともない。46-13みな楽園の住人になり、己が所業の報いとしてそこまで常とわまでも暮せよう。 イスラムの戒律（親孝行） 46-14およそ人間たるもの、己が父母にはやさしくしてあげねばならぬ、これは我らのきつい戒めであるぞ。母親は苦しんで胎に宿し、苦しんで産んでくれた。胎に宿してから乳離れさせるまでに三十ヵ月もかかっている。そして、やがては 46-15こういう人たちなら、我らもその所業の一番よいところだけ受け容れて、悪いところは大目に見もしよう。楽園に入れてもやろう。（現世にいた頃から）固く結んだ約束によって。 46-16だが、自分の（信仰ぶかい）父母に向って、「ちぇっ、何をばかばかしい、この私が（死んだ後で）また曳き出されるんですって。今まで何代もの人間が過ぎ去っているのに」などと言い、両親がアッラーにお助けを乞うて、「まあお前なんということを。さ、信仰なさい。アッラーのお約束は必ず果されるのだよ」と言えば、「なあにどうせそんなの、昔々のお伽話さ」と言い返す、46-17このような者どもにいこそ、以前に滅び去った多くの（無信仰の）民族についての御言葉がぴったりあてはまる。もう絶対に浮ばれはせぬ。 46-18人はみな、それぞれ（現世で）したことによっていろいろの段階がつく。それで（アッラー）はみなにその所業通りの報酬をきっちり払っておやりになる。誰も不当な扱いされることはない。46-19信仰なき者どもが一人残らずじかに（地獄の）火で |
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