(1)天と地の鍵

慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・

42-1ハー・ミーム。アイン・スィーン・カーフ。いま汝に啓示しておられるのも、昔の(使徒)たちに啓示し給うたのも(同じ)アッラー、全能、全知の御神。42-2天にあるもの、地にあるもの一切を統べ治め給う御神、至高、至大の御神。42-3蒼穹も上の方からめりめりと割れ裂けんばかり。天使らは声あげて主の讃美を謳い、地上の(人々の)ためにお赦しを請うている。ああ、まこと、アッラーこそはすべての罪を赦して下さるやさしいお方。
---赦してもらえるのは、イスラム教徒のみである。アッラーはイスラム教徒の神であることを失念すると、「やさしいお方」を読み誤る。

42-4その御神をさしおいて、ほかの(邪神)どもに庇護を求める者があるが、そのような者どもの監督はアッラーが御自身で引き受けて下さるゆえ、汝が張り番するには及ばない。42-5こうして我らが汝に特にアラビヤ語のクルアーンを啓示したは、すべての(まち)の母およびその附近の人々に警告させようがため。疑念の余地なきかの大集合の日、すなわち一部は天国、一部は地獄、というあの日のことを警告させようがため。
---「あの日」それは、狙った獲物の町の攻略にイスラムが成功した日であり、相手は宗教者と見誤り、油断して敗れた富者にとっては恐怖の日である。

42-6もしアッラーさえその気になり給えば、すべての人間をうって一つの民族にすることもおできになったであろう。だが(実際は)気の向いた者だけしか恩寵の中にお入れにならぬ。性悪どもは保護者もなければ助け手もない。42-7それとも彼ら(アッラー)以外の(邪神どもを)保護者とたのんでいるのか。いや、本当の保護者はアッラーあるのみ。死者を生き返らすほどのお方。いかなることでもおできになるお方。

42-8お前たち何か意見の喰い違いが生じた場合にも、最後の裁きをつけてくださるのはアッラーだけ。さ、アッラーとはこういうお方、これこそわしの神様。わしが全幅の信頼を奉げているお方、いつもわしが改悛して帰って行くお方。

42-9天と地を無から創り出し、お前たちにも男女の(つがい)、家畜にも牡牝(おすめす)の番を作って、それで子孫を殖やせるようにして下さったお方。こんなお方はほかにはない。耳敏く何から何まで見透し給う。
---耳敏いの意味は、スパイが諜報活動をしているぞということ。アッラーすなわち「イスラム」には耳がある。

42-10天と地の鍵を御手に持って、思いのままに誰にでも日々の糧(の袋を)拡げたり緊めたりし給う。まこと、全知におわします。

42-11(その神様)がお前がたの信仰としてお()めになったのは、かつてヌーフに託し給うたのと同じもの。我らが汝に啓示したもの、またかつてイブラーヒームやムーサーやイーサーに託したものと同じこと。すなわち、「この宗教をしっかと打ち建てよ。この点については決してばらばらになるな」という(お言葉)。だが、多神教にして見れば、まったくとんでもない話なのだ、42-12汝が勧めるようなものは。アッラーは御心のままに誰でも選び出して御自分の方に引き寄せ給う。改悛する者は誰でも導いてお手元に引き寄せ給う。

42-13ところが彼らは、こうして教えて戴いておりながら、お互い同士の張合いから遂にばらばらになってしまった。主があらかじめ一定の時限をきめておかれなかったなら、とうに彼ら片がついてしまったことであろう。だが(実際は)彼らの後を継いで聖典を戴いた連中が今もって疑心を抱いて動揺しておる。42-14このような次第ゆえ、汝はみなを(正しい唯一の宗教に)誘い、自分はひたすら命じられた通りに真直ぐな道を進むがよい。彼らの思惑にうかうかと乗せられるなよ。
---「汝」はマホメットのことであるから、「うかうかと乗せられるなよ」と偉そうに言っている者は誰なのであろう。創造主がそのようなことを言われるわけが無いし、だとすれば、マホメットの他にもう一人この宗教偽装集団の首謀者がいなくてなならない。

こう言っておくがよい、「わしはアッラーの下し給うたものならどんな聖典でも信仰する。わしは、お前がたとも公正を旨として交るようにとの御命を受けておる。アッラーはわしらの神でもあればお前がたの神でもある。わしらのすることはわしらの責任、お前がたのすることはお前がたの責任。わしらとお前がたの間で何も言い争いすることはない。みないずれはアッラーに喚び集められる身。みんな旅路の果てにはおそばに行きつく身。」

42-15一旦(アッラー)のお喚びかけに応じておきながら、アッラーのことをあげつらう者があるが、そのような者どもの議論など主のみもとでは一切無効。御怒りを被って、はげしい罰を蒙るだけ。
---ユダヤの神エホバとユダヤ人とは主従関係にはない、むしろ愛人関係である。偶像に走る「ユダヤ人」に預言者はエホバが妬んでいる、と叫んだのである。一方アッラーとイスラムは主従の関係にあり、イスラム以外の者に懲罰を喰らわす。似ているようでもあるが何か違う。

アッラーは自分に対して跪拝せぬ者に、イスラム兵を使って懲罰を喰らわせる。つまり、アッラーはイスラムであり、イスラムはアッラーである。ユダヤの神エホバとアラビヤの神アッラーは同じでないばかりか、イスラムでは人を僕や奴隷に譬えている点、出エジプトによって奴隷解放したエホバとは大違いである。

キリスト教徒の「天の父なる神」は、聖母マリヤとイエスの、絶対的従順によって、出現した概念(霊的認識)である。キリスト教の神は、霊的な奴隷解放である。エホバと天の父が、肉と霊を解放した神であるのに対して、アッラーはイスラム兵(暴力)を使って人を奴隷に落とす神である。アラーとイスラムのイメージは、たとえるなら(ディズニーの魔王とその手下のよう)である。彼らは、富める良民から財を奪い、子女を掠奪して苦しめる。
  
 
次へ

  
 
2013/12/15オリジナル教会 (初代代表)笹倉正義
正式名称:(笹倉宗)聖母マリヤ福音教会
   

聖句引用:日本聖書協会 口語訳聖書
新約聖書(1954年改訳)

旧約聖書(1955年改訳)