（３）翻訳のコーラン

信仰のイスラム入信 41-41お諭(さとし)が来ても信仰しようとせぬ者どもは・・・・。なんたることか、これほど尊い聖典なのに。41-42でたらめなぞ前からも後ろからもどこからも絶対にはいりこむ余地はない。かぎりなく聡明でお立派な神様のお告げ。41-43汝が言われることは全部昔の使徒たちも言われたことばかり。主はよく罪を赦しても下さるが、しかしその罰は恐ろしい。 ---罪を赦されるのは信者すなわちイスラム教徒、罰を喰らうのは非イスラム教徒だが、本音は貧乏人が富者を攻め、蹂躙し、金品、上質の女を略奪することである。それがアッラーの与える罰だと、すまして言うのだから、その神経は確かに恐ろしい。 41-44かりに我らがこの（聖典）を異国の言葉のクルアーンにしたなら、今度は彼らきっと、「せめて文句がはっきりわかるようになっていればまだしもだが、アラビヤ人に異国語とはなあ」などと言うにきまっておる。言ってやるがよい、「信仰敦い人々には導きとも癒しともなるが、信仰のない者どもは耳が重くて聞こえない。そのような人々には（せっかくのお告げも）ただ迷いのたね。遠いところから呼ばれるようなもの。」 41-45我らかつてムーサーに聖典を授けたところ、それがもとで争いが起った。前もって神様のお言葉が出ていなかったなら、あの時その場でけりがついてしまっていたであろう。だが（実際は）今もってああして（自分たちの聖典）を疑って動揺しておる。 41-46善功積むのも結局は自分自身のため。悪いことすれば結局自分が損するだけ。神様は僕に不当な仕打ちはなさらない。 ---僕とはイスラム教徒のこと。 41-47かの時が（いつ、どんなふうにやって来るか）知っているのはあの方ばかり。棗椰子(なつめやし)の花莟(つぼみ)から出て来る実の一つ一つ、雌(めす)の腹に宿るもの、生れるもの、全て御存知。彼らに「これ、わしの同輩とやらはどこにおる」とお訊きになる（審判の）日、「申し上げます。私どものうち誰一人（あの神々がどこにいるか）知っている者もございません」と言う。41-48それもそのはず、彼らが以前盛んに祈っていた（邪神どもは）みんなどこかへ雲隠れしてしまう。さすがの彼らも、ああ、もう遁げ場がないと思い知るであろう。 41-49人間というものは、よく飽きもせずああしてわが身よかれと祈っているもの。あれで、不幸に見舞われでもすると、忽ち悄(しょげ)てやけになる。41-50ところが、散々ひどい目にあったところを我らがお情かけてやると、「こうなるのが当たりまえ。（最後の）時なぞ当分やって来そうにもありはせぬ。それにだいいち、わしなぞはいま神様のおそばに連れ戻されたとしたとて、極上の御褒美を頂戴するくらいのところ」と言うにきまっておる。よし、それなら見ているがよい、あの罰当りどもにはその所業を詳しく語ってきかせてやろうぞ。こってりした天罰を味わせてやろうぞ。 41-51人間というものは、こちらが恵みを授けてやると知らぬ顔でよそを向く。が、そのくせ不幸に見舞われると、今度はうってかわってやたらむしょうにお祈りばかり。41-52言ってやるがよい、「これ、お前たちどう思う。これが本当にアッラーのところから来ているのに、それをお前たち信じないとしたら、（神の下し給うた真理）を嫌って寄りつかない者ほどひどい間違いを犯している者はなかろうが」と。 41-53我らはあの者どもに我らの徴(しるし)を見せてやろうぞ、遠い空の彼方にも、彼ら自身の中にも。そしてこれが真理だということをいつかは彼らにもわからせてやろうぞ。汝の主はあらゆることを立合いで見てい給う、それだけでももう充分過ぎるほどではないか。41-54ああなんたることか、これでもまだ彼ら神様との対面を疑っておるのか。（アッラー）がこれほど明らかに一切ぐるりと取り巻いていらっしゃるのがわからないのか。

第４１章「わかりやすく」（完）

2013/12/10オリジナル教会　（初代代表）笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
　　　
聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書
新約聖書（１９５４年改訳）
旧約聖書（１９５５年改訳）