（１）アッラーに祈る （１）アッラーに祈る
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 40-1ハー・ミーム。この啓典を下し給うたはアッラー。全能全知の御神、40-2罪を赦し、改悛を容れ、罰してはもの凄く、40-3恵んでは尽きるところなきお方。そのほかに神はない。（誰でも）旅路の果てに行きつくところ。 40-4アッラーの神兆にああだこうだと文句つけるのは罰当りばかり。されば、汝あのような者どもが国中にのさばりかえっているのを見て間違った 祈り 40-7玉座を担う（天使）たち、玉座を取り巻く（天使）たちは、みな声そろえて主の栄光を讃え、心から主を信じ、かつ信者らのために罪の赦しを請う。「汝の慈悲、汝の知識は広大無辺、ありとあらゆるものの上に及ぶ。されば、なにとぞ赦し給え、悔い改めて汝の道を辿っているあの者どもを。なにとぞ彼らを地獄の責苦から守り給え、40-8主よ、かねてのお約束通り、アドンの園にはいらせ給え、彼らも、また彼らの親、妻、子供らの中に特に行い義しい者どもをも。まことに汝は全能、全知におわします。40-9なにとぞ彼らを悪行より守り給え。かの日まで汝のおかげで悪業に陥らずにすんだ者は、もうそれだけで充分に御慈悲を頂戴したと申すもの。それこそ大変な儲けものでござります」と。 40-10信仰なき者どもはこういう宣言を受ける、「お前たちお互い同士憎み合っておるが、アッラーのお前たちにたいする憎しみはそれよりはるかに大きい。何しろせっかく信仰を勧めて戴きながら無信仰にはしったのだから」と。40-11さすがの彼らもこうなっては、「神様、二度までも貴方は私どもの生命を奪い、二度までも生命をお与え下さいました。私ども、いさぎよく己れの罪を認めます。なんぞしてここから逃げ出す道はないものでございましょうか」と言うだけであろう。 40-12「このようなことになったのも、もとはと言えばお前らが、アッラーただお独りを崇める段になると信仰をなくし、ほかの（神々を）一緒に崇めるときだけ信仰する、といった具合であったから。こうなったからは、至高、至大のアッラーのお裁きを待つよりほかはない。」40-13アッラーこそはお前らに神兆を示し、天からお前らに日々の糧を下し給うお方。だが、それに気づくのは悔い改める人間ばかり。40-14さればお前たちだけは信仰ただ一筋にアッラーにお縋り申すのだぞ、たとい罰当りどもにどんな嫌な顔されようとも。 40-15（アッラー）は至高の階位にあって、玉座に腰おろし、僕らのうち誰でもお気に召したものに 40-18さあ、みなに迫り来る（裁き）の日を警告してやるがよい。心臓が喉元まで上って来て息がつまってしまうあの日のこと。40-19悪者どもには、為を思ってくれる友もなく、たとい誰かが執成してやろうと思ったところで聞いても貰えなくなるあの日のことを。40-20ちょっと目付を見ただけで裏切り者はすぐわかる。胸の奥に秘めた思いも全部御存知。40-21さればアッラーのお裁きは公正そのもの。それに反して、今彼らが（アッラーを）よそにして盛んに祈っているものなど裁きのさの字もできはせぬ。アッラーはまことに耳敏く何から何まで見透し給う。 |
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