（４）こちらにおいで （４）こちらにおいで
| 39-44彼らアッラーをさし措いて、ほかに 39-48いずれ、あの悪者ども、復活の日が来たら、地上にありとあらゆる（財宝を）、そのまた二倍にして積み上げてでも天罰の責苦を遁れる贖い金にしたいと思うことであろう。だが、そうなったらアッラーのお手元から、思いもかけなかったようなものが現われて来る。39-49すなわちわれとわが手で稼ぎためて来た悪事の数々がそっくり見えて来る。そして今まで散々ばかにしていたものにすっかりとりかこまれてしまう。 苦しい時の・・・ 39-50人間というものは、何か災難に見舞われると主よ主よと泣声だすくせに、こちらが恵みを与えてやると、「どうだ、こうなったのもわしの知識のおかげだ」などと言う。いや、いや。これも一種の試練なのだが、大抵の者は気がつかぬ。39-51昔の人々もよく同じようなこと言ったもの。だが、彼らの稼ぎためていたものも、いざとなってはなんのたしにもならなかった。39-52そして、遂にわれとわが稼ぎためた悪事にやられてしまった。だから、今の人間にしても、悪いことばかりする者は、いずれ自分の稼ぎためた悪事に叩きつぶされてしまうぞ。出し抜こうとしたとて、そうはさせぬ。 39-53彼ら知らないのか、日々の糧の（袋の口）を誰に拡げ、誰に引き緊め給うもアッラーの御心次第。信仰心ある人々にとっては、これだけでもう立派な神兆ではないか。39-54言ってやるがよい、「散々われとわが身に害なしたわしの僕たちよ、それでもまだアッラーのお情を締めてしまうのはちと早い。アッラーは、どのような罪でもすっかり赦して下さるお方。まことに気がやさしくて、情ぶかいお方におわします。 ---イスラムに合流するかどうか迷っている者たちへの呼びかけ。 39-55さあ、早く主の方に（改悛の）顔を向けて、すべてをお委せ申してしまうがよい、天罰がやってこないうちに。そうなってからではもう助からないぞ。39-56主が特にお前たちに下し給うた（お言葉の）一番よいところに従って行け、思いがけぬ時不意に天罰がやってこないうちに」と。 39-57「ああ情ない、ついうっかりしてアッラーのことを忘れておった。みなと一緒になってばかにしていたのがいけなかった」などと言うことになったらそれこそ大変。39-58「アッラーさえ手引きして下さったら、わしだって敬虔な信者になって見せたものを」などと言ったり、39-59天罰を 39-61まあ復活の日になって見るがいい、アッラーについてありもせぬこと言いふらしていた者どもは、みな顔を真黒けにされてしまう。ジャハンナムの中に生意気な者どもを容れる席がないわけではあるまいし。39-62だが敬虔な人たちだけはアッラーがきっと救い出して、安全な場所に置いて下さろう。そういう人たちにはなんの |
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