（２）他人の荷物 （２）他人の荷物
| 35-19自分の荷物を背負っている者が、なんで他人の荷物を背負えるものか。背負った荷物の重たさに、誰かこれを背負ってくれと叫んだところで、絶対に背負って貰えるものではない、たとい相手が親戚縁者であっても。 ---「他人の荷物を背負う」と聞けば、キリスト教徒なら、ただちにイエスの背負った十字架の情景を思う。イエスは、その時バラバという名の死刑囚の十字架を負わされたのだった。もし、バラバたち三人の死刑執行がその日でなかったら、恐らくイエスの十字架はなかったであろう。なぜなら、ピラトがたとえイエスを死刑に定めても、その執行は後日となるからである。仮にもローマの法廷である。罪状をエルサレムに公示しないままに刑が執行されることはあり得ないからである。 ともあれ、イエスは他人の荷物を負い、その荷である十字架に掛けられ、死して蘇り、天に上げられ、イエス・キリストとなられたのである。 35-20盲と 35-23汝は、みなに嘘つき者よと 35-25汝は、気がついたことがないか、アッラー天から水を降らせ給えば、我らそれで色とりどりの実を 35-26アッラーの啓典を 35-28我らが汝に啓示した啓典は絶対の真理、それ以前の（啓典）を確証するもの。アッラーは御自分の 35-30いまにアドンの楽園に入れて戴き、黄金の腕環や大粒の真珠を身に装い、着物は全部絹ずくめ。35-31きっとこう言うことであろう、「ああ有難い、有難い、アッラーが一切の悲しみを取り除いて下さった。まことに、我らの主はなんでもよく赦して下さるお方。（こちらのした善事には）すぐ感激して下さるお方。35-32その上、特別のお恵みで、こうして永の宿りのお館に入れて戴いたからは、もう（現世にいた頃のように）疲れてへとへとになるようなこともあるまい」と。 35-33これに反して、罰当りどもは、ジャハンナムの火の中に（叩き込まれ）、あっさり殺されて死んでしまうならまだしも、責苦を軽くしてもらえるでもなく。こういう具合に罰当りどもには、どれにもこれにも褒美をくれてやろう。35-34さすがの彼らも、あそこでは、「神様、わしらを外に出して下され。必ず 「我ら」と「アッラー」は同じように使われる。どちらも変数名であり、状況に応じて「イスラム」か「創造主」かを当てはめると、不可解な文章に意味が生じてくる。 |
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