３（４）啓典の民よ ３（４）啓典の民よ
| 3-63啓典の民よ、何故汝らアッラーの神兆を信じようとはしないのか、（それが本当に神兆であることは）汝らはっきり己が目で見ておりながら。 ---この神兆というのは、何か物理的な奇跡が起こった、というのではなく、言葉が湧いてきた、という意味である。それをアッラーからのものと言って、さらに神兆と称している。ペテン師でも、次から次へと言葉が湧いてくるというのに、それと区別するために、どこがアッラーかららのものと信じるに足る根拠が示されない。だから、神兆を授かったと繰り返し言われても、偉大な預言者と信じがたい。神から直接に言葉を賜る者は、予言者ではなく、預言者である。予言者と預言者では大違いになる。どちらもへたをすると、「ペテン師」扱いされる。 3-64啓典の民よ、汝らなぜ真理に虚偽の衣を 3-65啓典の民の中には、「おいみんな、あの信者たちに下された（お告げ）を日の始めには信仰し、日の終りには背を向けてやるがいい。そうすれば、彼らも（迷いからさめて）還って来るかも知れないから。3-66だが（本心では）お前たちの宗教を採る人の言うことだけしか信じてはならんぞ」などと言った者がある。（こんな者どもには）こう言い返してやるがよい、「お前たちが戴いた（聖書）と同等のものを、誰かが頂戴して、その人々が堂々とお前たちの神様の前でお前たちと論争することもあるという、これこそアッラーのお導き、これこそ本当の神の導きというもの」と。 こう言ってやるがよい、「限りないお恵みがアッラーの御手の内にあって、それを誰にでも御心のままに分けて下さる。本当にアッラーは 3-68啓典の民の中には、キンタールを預けてもそっくり返してくる者もあれば、また中には僅か一ディーナールほど預けても、うるさく言わなければ返してよこさない者もある。 3-69それというのは、「なあに、異教徒などにどんなことをしたとて我々がとがめられる筋はない」などと考えてのことだが、これではアッラーに対してみすみす嘘をつくことになってしまう。3-70いやいや、自分の契約は立派に履行し、アッラーを畏れかしこむ者、アッラーの好み給うのはそういう敬虔な人々のみ。 3-71アッラーの契約や、自分の立てた誓言をほごにして、安価で売りとばすような者ども、そのような者どもは来世では何の分け前にも与れないぞ。アッラーはそんな者どもには口もきいて下さらぬ、復活の日にお目を掛けても下さらぬ、穢れを 3-72また彼らの一部には、聖典で舌を ---ウソの聖書をユダヤ人が販売していたというのだろうか。 3-73アッラーから聖典ばかりか、（並はずれた）判断力と予言能力とを授けて戴いておきながら、（知らん顔して）人々に「おいみんな、アッラーではなくてこのわしをあがめまつれ」などと言うのは人間としてあるまじきこと。 ---脈絡がないが、イエス・キリストのことを言っているのかな。 （そういう特別の恩恵を受けた人は）みんなに聖典を教え、また自分でもよく勉強して偉い先生にこそなるべきではないか。3-74（アッラーは）汝らに、天使や予言者を神様あつかいしろなどと御命じになりはせぬ。せっかく汝らが立派な信者になったというのに、どうして今さら不信仰を命じたりなさるものか。 ---コーランをウソのかたまりとユダヤ人が批判するので、それに言い返しているのであろう。内容には全く意味が無いように思う。 |
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