(4)滅びの理由(わけ)

ノアの箱舟
26-105ヌーフの一族も使徒を嘘つき呼ばわりした。26-106彼らと同じ血を分けたヌーフがこう言ったときのこと、「お前たち神を懼れないのか。26-107わしは特にお前たちのために遣わされて来た誠実な使徒ですぞ。26-108アッラーを懼れなされ。わしの言うことききなされ。26-109わしは何もこれでお前たちから報酬を貰おうとは思っておらぬ。わしの報酬は万有の主に一切お委せしてある。26-110さ、アッラーを懼れなされ。わしの言うことききなされ」と。
---ノアは神話の人物。
(創世記)
6-17わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。6-18ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。6-19またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。

26-111「わしらにお前を信頼しろというのか。お前にくっついているのは、よりにもよって下等な人間ばかりではないか」と一同が言う。

26-112「あの人達がこれまでどのようなことしてきたかはわしは知らない。26-113あの人達の勘定は神様だけがおつけになる。と言うてもお前たちにはわかるまいが。26-114ま、いずれにせよわしは信仰しようという者を追い払いはせぬ。26-115ただひたすら警告するだけがわしの務め。」

26-116「これ、ヌーフいいかげんにやめないと、石打ちにされるからそう思え」とみんなが言った。
石打ちはユダヤ人の刑罰であり、ノアには関係ない。

26-117「主よ、私の同胞が私を嘘つきだと申しております。26-118なにとぞ、私と彼らとの間にきっぱり黒白をおつけ下さい。そして、私と私に従う信者たちをお救い下さい。」

26-119そこで我らは彼と彼に従う者どもを箱舟に満載して救い出し、26-120その後で、残る人々を全部溺死させてしまったのであった。26-121これこそれっきとした神兆ではないか。それなのに、大抵の者は信じようともせぬ。26-122それにしても、神様は実にお偉い、慈悲ぶかいお方。

アードとフード
26-123アードも使徒を嘘つき呼ばわりした。26-124彼らと同じ血を分けたフードがこう言ったときのこと、「お前たち神を懼れないのか。

26-125わしは特にお前たちのために遣わされて来た誠実な使徒ですぞ。26-126アッラーを懼れなされ。わしの言うことききなされ。26-127わしは何もこれでお前たちから報酬を貰おうとは思っておらぬ。わしの報酬は万有の主に一切お委せしてある。26-128これ、お前たちそうやって小高い丘と見れば用もないのに標識を立て、26-129立派なお城を作ったりしているが、永遠までも生きるつもりなのか。26-130そのうえ、乱暴狼藉となるとまるで暴君そこのけの乱暴ぶり。26-131さ、アッラーを懼れなされ。わしの言うことききなされ。26-132畏れかしこみなされ。あのお方がどれほどお前たちのためにはからって下さったかは知っての通り。26-133お前たちに数々の家畜、多くの息子を授け、26-134果樹園や泉水を授けて下さったではないか。26-135あの恐ろしい日、お前たちがどのようなはげしい罰を被ることか、それがわしは心配でならぬ。」

26-136するとみなは、「お前などにお説教されてもされなくともおなじこと。26-137これは先祖伝来のやり方だ。26-138絶対に罰を受けることなどあるものか」と言った。26-139こうして彼らは(フード)を嘘つき呼ばわりしたから、ついに我らは彼らを滅ぼした。これこそれっきとした神兆ではないか。それなのに、大抵の者は信じようともせぬ。26-140それにしても、神様は実にお偉い、慈悲ぶかいお方。
---アードとフードは聖書と関係がない。

サムード
26-141サムードも使徒を嘘つき呼ばわりした。26-142彼らと同じ血を分けたサーリフがこう言ったときのこと、「お前たち神を懼れないのか。26-143わしは特にお前たちのためにやって来た誠実な使徒ですぞ。26-144アッラーを懼れなされ。わしの言うことききなされ。26-145わしは何もこれでお前たちから報酬を貰おうとは思っておらぬ。わしの報酬は万有の主に一切お委せしてある。26-146一体お前たち、いつまでもここに無事安泰で置いてもらえると思っているのか。26-147果樹園や泉や、26-148畑や、みずみずしい棗椰子(なつめやし)の若実の間に。26-149(またいつまでも)岩山を切り穿(うが)って住家を作って行けると思っているのか。26-150さ、アッラーを懼れなされ。わしの言うことききなされ。26-151道楽者の真似なぞするものではない。26-152彼らは地上に頽廃(たいはい)を播きちらすばかりで、善いことは何一つしはしない」と。

26-153するとみなが、「どうせお前も何かに(ばか)された手合いであろう。26-154なんだ。わしらと同じ只の人間のくせに。証拠をここに出して見せるがいい、もしお前の言うことが本当なら」と言う。

26-155「さ、ここに牝駱駝がおる」と彼が言った、「これの水飲み日とお前たちの水飲み日を別々に(指定して、この駱駝が自由に水を飲めるように)してやれよ。26-156決してこれに(あだ)してはならぬ。さもないと、あの恐ろしい日に、罰を蒙ることになろう」と。

26-157だが彼らはその(牝駱駝(めすらくだ))の膕腱(かくけん)を切断してしまった。翌朝になって後悔したがもうおそく、26-158天罰を蒙ったのであった。これこそれっきとした神兆ではないか。それなのに、大抵の者は信じようともせぬ。26-159それにしても、神様は実にお偉い、慈悲ぶかいお方。
---サムードは聖書と関係がない。
  
 
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2013/11/23 オリジナル教会 (初代代表)笹倉正義
正式名称:(笹倉宗)聖母マリヤ福音教会
   

聖句引用:日本聖書協会 口語訳聖書
新約聖書(1954年改訳)

旧約聖書(1955年改訳)