（３）勇敢に戦え （３）勇敢に戦え
| 25-37我らかつてムーサーに啓典を授け、かつ兄ハールーンをその参議に任じ、25-38「汝ら両名、これから、我らの神兆を嘘呼ばわりした民族のもとに赴け」とこれに命じた。そして彼らは我らの手で完全に粉砕してしまうこととなった。 25-39次にヌーフの一族のことだが、彼らは使徒を嘘つき呼ばわりしたので、我らはこれを溺死させ、全人類にたいする見せしめとなした。すべて不義なす者どもには我らは 25-40次にアードとサムード、ラッスの住人ども、それに、その間に介在する多数の世代。25-41その一つ一つに我らはいろいろ譬えを引いて（警告）してやったが、結局みな我らに完全に滅ぼされてしまうこととなった。25-42彼らも、あの災の雨に滅ぼされた 25-43だから彼らは、汝を見てもただもう 25-45たわいもない自分の思惑を神様と思いこんでいる者、まさか汝はあのような者の番を引き受けるつもりではあるまいな。25-46汝は彼らの大部分が耳も聞こえ、ものもわかるとでも思っておるのか。なあに、彼らは家畜と異なるところはない。いや（家畜より）もっとひどく迷っている。 25-47汝は、見たことがないか、神様が影をお伸しになるところを。もしその気にさえおなりになれば、ぴたっと止めて動かなくすることもおできになる。だが、我らは太陽にその道案内を命じておいた。25-48そうして今度は少しずつそっと我らの方に引き戻す。25-49それからまた、お前らのために夜を衣となし、眠りを休らぎとして下さったのも、また夜をよみがえりの時として下さったのも、みんなあのお方。 25-50風を吹き起して、そのお恵みの先ぶれとなし給うたのもまたあのお方。と、見るまに我ら天から清らかな水を降らせ、25-51それで枯死した土地を蘇生させ、我らの創造にかかる家畜や無数の人間に飲み水を授ける。 25-52なんとか彼らにもはっと気づかせてやりたいと思って、こうしていろいろにこれを解き明かしては見たものの、結局、大抵の人間は頑として無信仰を離れようとはせぬ。25-53もし我らさえその気になれば、あらゆる 25-54お前たち、信仰なき者どもの言うなりになってはならぬぞ。逆に彼らを相手にして、大いに勇敢に闘えよ。25-55二つの海を別々に放ってこちらは甘く、飲んでもうまく、あちらは塩からくて、ぴりぴりさせ、両方の間に ---この章で意味のある文章の一つである。アッラーとイスラムで、「我ら」であり、適宜使い分ける。金持ちの、言うことを聞かぬ町は、滅ぼされて遺跡のようになってしまうのだ、と脅しているのである。 25-56水分で人間を創り、これに血縁と姻戚の関係をお立てになったのもまたあのお方。まことに、神様は全能におわします。 25-57それなのに、彼らは、毒にも薬にもならぬものばかり崇めて、アッラーをないがしろにする。まことに無信仰な者ほど主に楯つきたがるものはない。25-58我らが汝を遣わしたは、ただ喜びの音信を伝え、警告を与えさせるため。25-59言ってやるがよい、「わしは何もこれでお前たちから報酬を貰おうというわけではない。ただ主のみもとに辿りつこうという気を起してもらえばそれでいいのだ」と。 |
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