（２）最後の日 （２）最後の日
| 25-18彼らと、それから彼らがアッラーをよそにして現に拝んでいるものとを一緒にお召し寄せになるその日、「これお前たちがこのわしの僕どもを迷わせたのか」とお尋ねになると、25-19「とんでもないこと。私どもが貴方様をさし措いて他のものと仲間になるなど滅相もない。ただ貴方様がこの者どもや、その先祖たちにあまり楽しい目をお見せになったので、お諭をすっかり忘れて、滅びの民になってしまったのでござります」などと言う。25-20こんな具合でお前たちの申し立てはあっさり嘘だということにされてしまい、もうどうすることもできず、助けてくれる者もありはせぬ。 25-21お前たち、悪いことすれば、みんなこうして我らに恐ろしい罰を味わされようぞ。25-22汝より前に我らが遣わした使徒もみんなめしを食い、市場を歩き廻っていた。こうして我らはお前たちお互い同士が跪ずきの種になるようはからった、「お前たちこれが辛抱しきれるか」とて。神様は一切お見透し。25-23そこで、我らとの対面を望まぬ者どもは、「それならわしらのところへ天使が下されるかとか、直接神様の姿が見えて来そうなものではないか」などと言う。彼らはあまりいい気になって、すっかり調子に乗りすぎた。 25-24いよいよ本当に天使たちが目の前に現われて来る日になったなら、あの罪つくりども、もう絶対に嬉しい言葉など聞かせては貰えまい。「そっちは禁止だ、厳禁だ」と言われるばかり。25-25そこへ我らが彼らの（現世で）して来た仕事に手を下し、粉々にして吹き飛ばす。 25-26だが天国に行ける人々だけは、その日、素晴しい住居に落ついて、のんびり昼寝もいとここちよい。 25-27密雲たちこめた大空が引き裂かれ、天使の大軍どっとばかりに下されるその日、25-28その日こそ、まことの主権はお情ぶかい御神の御手にある。信仰なき者どもにとっては、まことに惨憺たる一日となろう。25-29その日には、さすがの悪性者も己が手に噛みついて、「ああこんなことなら使徒と同じ道を取るのであったに。25-30なんたることだ。ああ、こんなことなら誰それなどと仲よくするのではなかったに。25-31せっかくお諭を戴いたのに、あれのおかげで迷ってしまった。ほんとにシャイターンは、いざという時になると人を見棄てるものだ」などと言う。 25-32「主よ、私の一族はこのクルアーンをなおざりにして困ります」と使徒が言う。25-33我らはどの預言者にたいしても必ず同じように罪つくりどもの誰かを敵にしてきた。だが、道案内と助け手は神様おひとりでことたりる。25-34無信仰の 25-35彼らがどのような譬えを持ち出してこようと、こちらは汝のために真理を持ち出して（それを撃破してしまう）。つまり、はるかにまさる議論を持ち出して来る。25-36顔を引摺られてジャハンナムの中に喚び集められる彼ら、彼らこそ一番ひどい場所に置かれ、正しい道から一番遠く迷い続ける。 |
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