（３）お言いつけ （３）お言いつけ
| 24-34我ら既に幾度となくまぎれもない神兆をお前たちに下し、過ぎ去った昔の人々の実例を示し、敬虔な人々への訓戒を与えておいた。24-35アッラーは天と地の光り。この光りをものの譬えで説こうなら、まず御堂の 燈明は アッラーはこうして人間のためいろいろな譬えを引き給う。アッラーは全てに通暁し給う。 24-36アッラーの御名を唱える場所として、そのお許しをえてうち建てられた荘厳な御堂の中、朝な夕なそこに（集い来たって）讃美の声たからかに揚げる人々は、24-37商売損得のことでアッラーを憶うことを怠ったり、礼拝や喜捨の務めを忘れたりすることなく、ひたすら、心臓や目のくつがえるあの日のことを心配し、24-38ただひとえに立派な行いをしてアッラーに御褒美いただきたい、できれば大御心からそれ以上につけ加えてもいただきたい、そればかり願っている。アッラーは気の向き給うた者には、勘定なしに結構なものを恵んで下さる。 24-39だが無信仰のやからは、することなすこと譬えれば涯しらぬ砂漠の蜃気楼のごときものか。渇し切った者が、やれ有難や水だと思って来て見れば、そこには何もなく、かわりにばったりアッラーと出くわして、のこりなく勘定を頂戴してしまう。まことに、アッラーは勘定早くいらせられる。 24-40も一つ別の譬えで言おうなら、茫洋たる海上に垂れこめた暗闇のごときものか。山なす波は人を覆い、その上にまた大波が覆いかぶさり、見上げれば一面の暗雲。闇また闇と層なして、手を差し伸べても殆んどそれと見えわかぬ。アッラーが光りを授けて下さらぬ者には、もうどこにも光りのかげさえもない。 24-41汝気がつかなかったか、天にあるもの地にあるもの、羽を張って飛ぶ鳥たちまで、あれ、あのようにアッラーを讃えまつっていることを。みんなそれぞれに、（アッラー）に祈り、（アッラー）を讃えるすべを心得ておる。アッラーはみなのしていることを何から何まで知りつくし給う。 24-42天地の またアッラーは水でありとあらゆる動物をお創りになった。腹 24-46「わしらはアッラーを信じ、使徒を信じます。お言いつけに従います」と彼らは言う。だが一部のものは後でくるりと返ってしまう。ああいう人々は決して信者ではない。24-47そして、どちらが正しいか裁きを受けるため、アッラーと使徒の前に喚び出される段になると、一部のものはさも嫌そうに顔をそむける。24-48もし自分が正しいのなら、いそいそと彼のところにやってくるはずではないか。 24-49一体彼ら、心の中に病気でもあるのか、何か疑惑でもあるのか、それともアッラーや使徒に不公平な仕打ちでもされはせぬか心配だとでもいうのか。なんのなんの、自分たちこそ悪いことばかりしているくせに。24-50本当の信者であれば、どちらが正しいか裁きうけにアッラーと使徒の前に喚び出されても、「うけたまわりました。お言いつけに従います」とただ一言。こういう人々だけは必ずいい目を見るであろう。 24-51アッラーとその使徒の言いつけに従い、アッラーを怖れ、畏敬の念を抱く人、そういう人々こそ最後の勝利者となる。24-52汝の命令があれば、すぐにも出て行く旨、彼らはアッラーかけていと厳粛に誓っておる。言ってやるがよい、「誓いをたてることはない。ごく普通に言うことをききさえすれば（それでたくさん）。お前たちのすることはアッラーが全部御承知」と。 24-53言ってやるがよい、「アッラーのお言いつけに従えよ。使徒の言いつけに従えよ。だがもしお前たちが背いて行ってしまっても、どうせ彼には彼に負わされた務めがあり、お前たちにはお前たちに負わされた務めがあるだけのこと。お前たちが言いつけに従えば、自分が正しい道に行けるだけのこと。この使徒は、ただまごうかたない御告げを伝達する、それだけが務め」と。 |
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