（４）使徒に敬称 （４）使徒に敬称
| 24-54アッラーが約束して下さったぞ、お前たちのうち、信仰に入って義しい行いにはげむ者は、必ず地上の継承者としてやろうぞ、継承者を立てて来た例にならって、と。そしてまた、そういう者どものために、特にその 24-55お前たち礼拝の務めを果し、こころよく喜捨を出し、使徒の言いつけをよく守れよ。そうすればきっと御慈悲をかけて戴けよう。24-56汝あの信仰なき者どもに地上で（アッラーを）出し抜けるものと思ってはならぬぞ。彼らはどうせ（地獄の）火に赴く身。まことに、散々な旅路のはてということになろうぞ。 （１）24-57これ、信徒の者、お前たちの右手の所有にかかるものや、まだ成年に達しない（子供）でも、（日に）三回だけはあらかじめ許可を得てから（お前たちの部屋に入ってくる）ようにさせなさい。すなわち暁の祈祷の前とお昼どきで着物を脱いでいる時、それに夕べの祈祷の後の三回。これはお前たちが素裸になっている時だから。だが、この三回以外の時には、（一々許可をえずに）互いに行き来し合っても、どちらの側にも落度にはならぬ。アッラーはこうしてお前たちにいろいろと神兆を説き明かして下さる。まことにアッラーは全てを知り、限りなく賢くおわします。 （２）24-58それからお前たちの子供が成年に達して後は、あらかじめ許可を得て（部屋に入って来る）ようにさせなくてはいけない。今までの（子供たち）もみんなそうして来た。アッラーはこうしてお前たちにいろいろと神兆を説き明かして下さる。まことにアッラーは全てを知り、限りなく賢くおわします。 （３）24-59次に、もう月経も止まり、結婚の望みの一切なくなった女の場合、これは、身の飾りをあまり見せびらかさないかぎり、着物を脱いでも差支えない。と言っても、勿論、慎ましくする方がはるかにまさる。まことに、アッラーは耳敏く全てのことに通暁し給う。 （４）24-60盲でもかまわない、 （５）24-61だが、（誰の）家に入る場合でも、必ず互いに挨拶を交してアッラーの目出度い、美しい祝福を贈り合うように。なんとかしてお前たちにわからせようとして、アッラーはこのように神兆を説き明かし給う。 （６）24-62本当の信者とは、アッラーとその使徒を信じ、何か彼と一緒に仕事している時には、その許可なしには決してどこかへ行ってしまったりしない人々のこと。なんでも一々汝の許可を仰ぐ、そういう人こそ本当にアッラーと使徒を信ずる人。だから、汝も、向うが何か私用で許可を願い出て来たら、これならと思う者にはこころよく許可を与え、なおその上にアッラーのお許しを祈ってやるようにするがよい。アッラーはなんでも赦して下さる慈悲ぶかいお方におわしますぞ。 （７）24-63お前たち、使徒を呼ぶ場合、お互いに同士を呼び合うような調子で呼んではいけない。（８）お前たちの中でこっそりかくれて抜け出して行く者がおる、アッラーは御存知だぞ。御命令に背くような者は気をつけるがいい、いまにひどい目に合うか、恐ろしい天罰を蒙るであろうから。 24-64まこと、天にあるもの、地にあるものすべては挙げてアッラーに属す。お前たちが現にどのような状態にあるかということはすっかり御存知。いずれみなが御前に連れ戻されるその日、誰が（現世で）どうした、こうしたと、全部御自らみなに話してお聞かせになろう。アッラーはあらゆることに通暁し給う。 |
| 第２４章「光り」（完） |
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