（２）ああ奴隷女 （２）ああ奴隷女
| 24-21これ、お前たち信仰者、決してシャイターンのうしろについて歩いたりしてはならぬぞ。あれは破廉恥と不正を 24-22お前たちの中で特に恵まれて裕福な者は、親戚縁者、貧民、それからアッラーの道で家郷を棄てた人たちなどに今後一切物をやらぬという誓いを立ててはならぬ。（少しぐらい気まずいことがあっても）大目に見て、赦してやるがよい。お前たち自分だってアッラーに赦して戴きたいであろう。アッラーはなんでもよく赦して下さる情ぶかいお方におわします。 コーラン対聖書 ---著者の注釈によれば、裕福な者とは、マホメットの妻の実家のことらしい。このコーランの記者は、マホメットの妻の不倫疑惑を弁護するためにアラーを持ち出している。コーランには歴史がない。登場人物は、マホメット一人である。唯一のマホメットが貶められてはならないという事情がある。 --（聖書）聖書の背景にはユダヤ人の歴史がある。登場人物は数知れずである。また、聖書はユダヤ人のものであって、他民族の者に読まれることは想定されていない。したがって、身内の不利なことも書かれているのである。 さて、性欲旺盛なダビデは、王となって後、こともあろうか人妻を手篭めにした。あまつさえその夫を謀殺する。この傲慢を預言者ナタンが指摘する。その時、ダビデは無礼なナタンを殺すどころか、自分の罪を告白し、かつ自分を責めた。そのことのゆえに、ダビデの罪は主に前に赦されたと書かれている。 （サムエル記下） 11-2さて、ある日の夕暮、ダビデは床から起き出て、王の家の屋上を歩いていたが、屋上から、ひとりの女がからだを洗っているのを見た。その女は非常に美しかった。11-3ダビデは人をつかわしてその女のことを探らせたが、ある人は言った、「これはエリアムの娘で、ヘテびとウリヤの妻バテシバではありませんか」。11-4そこでダビデは使者をつかわして、その女を連れてきた。女は彼の所にきて、彼はその女と寝た。（女は身の汚れを清めていたのである。）こうして女はその家に帰った。11-5女は妊娠したので、人をつかわしてダビデに告げて言った、「わたしは子をはらみました」。 24-23信仰は固いのに、どうもすることがなげやりすぎる人妻があるものだが、こういう女を故意に中傷するような者には、現世でも来世でも呪いがかかり、いまに酷い天罰を蒙ることになろう。24-24自分が（現世）でしていたことについて己が舌や手や足にまで不利な証言をされるその日、24-25その日には、アッラーが当然の報酬をあますところなく支払って下さろう。そうしてはじめて、アッラーこそまごうかたない真理であったことを悟るであろう。24-26悪い女は悪い男と、悪い男は悪い女と。善い女は善い男と、善い男は善い女と。こういう人々は他人が何を言おうと染まりはせぬ。お赦しとありあまる日々の糧はこういう人々のもの。 ---不倫疑惑関係はここまで。 イスラム教徒同士のこと 24-27これ、信仰者よ、お前たち自分の家以外の家にはいる時は、必ず許しを求め、その家の者に挨拶してからにしなくてはいけない。その方が身のためにもなる。お前たちも、いまにきっと悟るであろう。24-28それでもし誰もそこに居合わせなかったら、許可があるまでは決してはいり込んではならぬ。また、もし「帰ってくれ」と言われたら、帰るよう。その方が道にかなっておる。お前たちのすることはアッラーが何から何まで御存知だ。24-29誰も住んでいない家に何か当然の用事ではいることは差支えない。お前たちが外にさらけ出すことでも、そっと心に隠していることでも、アッラーはすっかり御存知。 24-30お前男の信仰者たちに言っておやり、慎みぶかく目を下げて、陰部は大事に守って置くよう、と。その方が自分でもずっと道にかなう。アッラーは誰のしていることでもすっかり御存知。 イスラム女性の身だしなみ 24-31それから女の信仰者にも言っておやり、慎しみぶかく目を下げて、陰部は大事に守っておき、外部に出ている部分はしかたがないが、そのほかの美しいところは人に見せぬよう。胸には蔽いをかぶせるよう。自分の夫、親、舅、自分の息子、夫の息子、自分の兄弟、兄弟の息子、姉妹の息子、自分の（身の廻りの）女達、自分の右手の所有にかかるもの、性欲をもたぬ供廻りの男、女の恥部というものについてまだわけのわからぬ幼児、以上の者以外には決して自分の身の飾りを見せたりしないよう。うっかり地団太ふんだりして、隠していた飾りを気づかれたりしないよう。ま、なにはともあれ、誰もかれも、みんなアッラーにお縋り申すことだ、お前たち信仰者。そうすれば、きっと、行く末いい目も見られよう。 24-32お前たちの中でまだ独り身でいる者、お前たちの奴隷や小間使で身持ちのいい者は結婚させてやるがよい。もし貧乏なら、アッラーが大御心から金持ちにして下さろう。何しろアッラーは それから、お前たちの右手の所有にかかるものの場合、証書を欲しがっているようならば、何か向うに（それだけの）美点を認めたなら早速書類にしてきちんと契約してやるがよい。そして、アッラーから授けて戴いた財産の一部をこれに与えるよう。 奴隷女に売春を強要しても それから、操正しく生きたいと言うものをいくら自分の奴隷女だというて、現世の一時の欲に駆られて無理やりに売春させたりしてはいけない。 が、もし誰か嫌がるのを無理強いしてしまった場合、無理強いされた（女奴隷）にたいしては、アッラーがやさしくその罪を赦し、いたわって下さろう。 ---なんとひどい話ではないか。アッラーって一体何なのということになる。彼女らがコーランのマリヤムではなく、聖書の聖母マリヤを信仰するようになれば、第三の「出エジプト」が起る気がする。奴隷は商品と同じだ。魂を認めない。イスラムの男達は、女性の愛を知らない。 |
| 次へ |
 |
 |