（１）右手の所有 （１）右手の所有
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 23-1栄達間違いないものは、信仰者。23-2つつましやかに祈る人々、23-3下らぬお喋り一切避けて、23-4こころよく喜捨を出し、23-5自分の性器はこれを抑え、23-6己が妻や、右手の所有にかかるものを相手にするときだけに使う。 ---「右手の所有にかかるもの」とは奴隷のこと。奴隷女には性器を抑えなくてもいいとは、キリスト教誕生６００年を経た時でも、アラビヤの常識だったらしい。キリスト教が素晴らしいのは、よくよく考えてみれば、聖母マリヤの存在にある。アッラーにはそれがない。 この方は何も悪いことはない。23-7ただむやみにそれ以上のことをしたがると（神の掟に）そむくことになる。 23-8預り物や約束はよく守り、23-9礼拝の務めはかかさず果す人々。23-10こういう人々こそまことの相続人、23-11フィルダウスを相続して、常とわまでもそこに住む人々。 23-12我ら人間を創造するには精選した泥を用い、23-13次にその一滴をがっしりした容器の中におさめ、23-14次いでその一滴から凝血を作り、ついでその凝血からぶよぶよの塊を作り、その塊から骨を作り、さらにその骨に肉を着せ、こうしてようやく新しい生き物を産み出した。 ああなんと有難いことかアッラーは。ありとあらゆる創造者にまさる創造者におわします。23-15こうして（生み出された）後、今度はお前たち必ず死んで行く。23-16そして、復活の日にまた喚び起される。 23-17なお、お前たちの頭上には七層の（天）を創造した。我らは決していたずらに（万物を）創造したのではない。23-18また我ら天から適量の水を降らせて、これを地中に止めておいた。勿論いざとなれば、すぐ取り上げてしまうのもわけはないこと。 23-19とにかくそれでお前たちのために 23-21それから、家畜類、あれもお前たちにとってよい教訓となる。あれらの腹の中のものは我らがお前たちの飲料に備えてやったもの、まだそのほかあれらにはいろいろ使い途がある。食料にもなる。23-22それにあれらは、舟とともにお前らの乗物でもある。 |
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