（３）跪拝の起源 （３）跪拝の起源
| 17-55わしの僕らに告げよ、もっとおだやかな言葉づかいをするようにと。 シャイターンが人々の間に敵意をかき立てる。たしかに、シャイターンというものは人間にとって公然の敵。17-56お前たちのことは神様が誰よりも一番よく御存知。御心ならばお前たちに恵みを垂れても下さろう、また御心ならば罰を下し給うかもしれぬ。我らが汝を遣わしたのは、別にあの者どもの番をさせようためではない。17-57天にあるもの地にあるもの、すべてを神様は知り給う。また我らは預言者たちの間にも恩寵の大小の違いをつけ、（例えば）ダーウドには詩篇を授けた。 ---旧約聖書の「詩篇」は、ユダヤ人が編纂したものがほとんど。しかし、ダビデがサウル王から追われて放浪していた時のものが、多く人の胸を打つ。 （詩篇） 23-1主はわたしの牧者であって、 わたしには乏しいことがない。 23-2主はわたしを緑の牧場に伏させ、 いこいのみぎわに伴われる。 23-3主はわたしの魂をいきかえらせ、 み名のためにわたしを正しい道に導かれる。 23-4たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、 わざわいを恐れません。 あなたがわたしと共におられるからです。 あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。 23-5あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、 わたしのこうべに油をそそがれる。 わたしの杯はあふれます。 17-58言ってやるがよい、「お前たち（アッラー）をさし措いて（ほかの神々）と称するものに、いくらでも祈るがよい。（いざという場合になって）そんなものはお前たちの禍いを取り除くこともできまい。いや、よそへ移すこともできまい。」17-59彼らがああして盛んに拝んでいるその当人たちこそ、自分の（本当の）主になんとか近づきたいものとわれがちに争っている有様ではないか。（アッラー）の御慈悲を求め、その罰を怖がっている有様ではないか。まことに、主の御懲罰は恐れられるだけのことはある。17-60どのような（ 17-61（奇蹟を見せろと言うのなら）我らにしてみれば、いくらでも 跪拝の起源 17-63また我らが天使たちに、「アーダムを跪拝せよ」と命じた時のこと。一同はただちに跪いたが、ただイブリースだけは、「貴方が泥でお造りになったようなものに、この私が跪くのでですか」と言ってどうしてもきかぬ。17-64「ようございますか。この者を貴方は私より高い位置にお据えになりましたが、もし私に復活の日まで猶予を下されば、必ずこの者の後裔を取り抑えてお目にかけましょう。勿論、ごく少数の者は取りにがすかも知れませんが」などと言う。17-65「行くがよい。お前について行く者どもは、よいか、必ずジャハンナムを褒美にとらせようぞ。たっぷり褒美を与えようぞ」との仰せ。 17-66そして、「大声にわめき立てて、誰でもできるかぎりの人間を嚇かすがよい。歩兵や騎兵、お前の全勢力をかしかけて攻めかかれ。彼らの財産や子供（つくりに）も一役買って出て、なんでも（うまそうな）約束をしてやるがよい。」どうせシャイターンのする約束など、みな瞞＜だま＞かしばかり。17-67「だがわしの僕たちにだけは、お前なぞに指一本ささせはせぬ。」本当に、（信徒の）護りは汝の主おひとりだけでことたりる。17-68神様こそ、お前たちのために海上に舟をやり、それでお前たちにお恵みを求めさせて下さるお方。まことに、お前たちに限りない慈愛を示し給う。17-69海上で何か不幸に襲われでもしたら。お前たちがいつも拝んでいる（神々）は全部どこかへ姿をかきけして、残るはただ（アッラー）ばかり。それなのに、お前たちを陸地まで無事に届けて下さると、お前たちは忽ちよそを向いて知らぬ顔。いや、まことに人間とは恩知らずなもの。 17-70お前たちすっかり安心しきっているようだが岸に（ついたところを）そのまま沈みこませておしまいになるとか、さもなければ突然小石まじりの狂風を吹きつけ給うとかいうことは絶対にないとでも思っているのか。そうなったが最後、お前たちを守ってくれる者などどこにも見つかりはせぬ。17-71さもなければ、（神様が）またもう一度お前たちを同じ目に逢わせて、もの凄い暴風を吹きつけ、忘恩の罪として 17-74この世で盲だった人間は、あの世でもやっぱり盲、ますます道を迷うばかり。 ---障がいのある者に希望を与えないアッラーは神なのか？キリスト教の神のお子。 （ヨハネによる福音書） 9-39そこでイエスは言われた、「わたしがこの世にきたのは、さばくためである。すなわち、見えない人たちが見えるようになり、見える人たちが見えないようになるためである」。9-40そこにイエスと一緒にいたあるパリサイ人たちが、それを聞いてイエスに言った、「それでは、わたしたちも盲人なのでしょうか」。9-41イエスは彼らに言われた、「もしあなたがたが盲人であったなら、罪はなかったであろう。しかし、今あなたがたが『見える』と言い張るところに、あなたがたの罪がある。 |
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