１６（３）女のお子 １６（３）女のお子
| 信者への配慮 16-43ひどい迫害を受けた後、アッラーの御為めに都落ちした人々、そういう人々のためには我らが現世でも必ず立派な宿を用意してやるが、勿論、来世ではもっと大きな報酬が戴ける、もし彼らにそれがわかりさえしたら。16-44すなわち、よく（ ---自分が死んだら家族はどうなるのか、その心配を解決しておかなければ、誰も命をはってまで戦いはしない。継続的に強い軍隊にはその解決があるものだ。 16-45汝より以前に我らが遣わした（預言者たち）も、みな我らの啓示を受けた人間ばかりであった。お前たちもし万一知らないのなら、お 16-48ああして右往左往しているところをさっと捉えられて、どうにも手出しもできなくなるかもしれないとは（思わないのか）。16-49少しずつすり減らすようにして滅ぼされてしまうかもしれないとは（思わないのか）。とにかく、神様は実に気のおやさしい、慈悲ぶかいお方。16-50一体、彼らは眺めたことがないのか、アッラーの創り給うた物どもが、右に左に影を落しつつ、ひれ伏してアッラーを --- 16-53アッラーの仰せには、「汝ら、 16-54天に在るもの、地にあるもの、すべては挙げて（アッラー）に属す。（アッラー）にこそ、永久にかわらぬ服従のまことをささげまつる。それなのに、アッラー以外のものを懼れうやまってどうしよう。16-55お前たちの受ける恵みはすべてアッラーの授け給うところ。それなのに、何か禍いに見舞われると、お前たちすぐ（アッラー）に大声あげて訴える。16-56やがてその禍いを取りのけ給えば、たちまち、お前たちの全部ではないが、主にならべてほかの（邪神ども）を崇め出し、16-57せっかく我らが授け与えた恩を仇で返す。 まあ、よい、いい気になっておれ。そのうち思い知る時も来よう。16-58あの者ども、我らがせっかく授けてやった養い分の一部を、わけもわからぬようなものに奉げてしまう。「神に誓って、汝ら、そのようなものをでっち上げたかどで、必ずいまに詰問されようぞ。」16-59そればかりか、彼らは、アッラーに娘があるなどと言っている。なんと勿体ないことだ。自分では好き勝手なものを欲しがったりしているくせに。 男尊女卑 16-60現に、彼らの誰でも、女のお子さんですと言われるとたちまち、さっと顔色を黒くして、胸は恨みに煮えかえり、16-61あまりの嫌な知らせに、仲間から身を隠してしまう。さて、屈辱をしのんでこれをこのまま生かしておこうか、それとも土の中に埋めてしまおうか。まったく、なんといういやな考え方をすることか。 ---ユダヤでもアラビヤでも、男尊女卑の根は深い。アッラーが偶像神に比べて女性の地位向上を考えるかというとそうでもない。コーランには、そもそも「愛」というものがその辞書に存在しない。愛とは、その母がわが産み落とした者に、最初にいだく感情でもある。自分から出た者を実感するのは母体のみ。男にはそれが分かりようが無い。そんなことよりも、生存のための戦いが男の本分と思い込んでいる。自分がどこからきて誰のひざの上のり、その乳房にふれて、夢中でその乳首から乳を吸ったのかを思い出すまいとする。その母性への、「天の父なる神」の恩寵を思わない者に、本当のアッラーに姿は見えない。本当のアッラーの姿は、聖母マリヤの愛と、イエス・キリストの名による、「天の父なる神」であるだろう。 キリスト教の「天の父なる神」と、同じ一神教でも、ユダヤのエホバとアラビヤのアッラーとでは、ずいぶんと違う。アラビヤの女性たちよ、聖母マリヤを信仰し、イエス・キリストの名によって父なる神の愛の下に来なさい、そして、深遠なる神からの幸福を得なさい。 （１）モーセによるヘブル人のエジプトからの脱出（その数を怖れられ、奴隷にされていた） （２）イエス・キリストによる罪からの解放（罪の贖い） （３）聖母マリヤ信仰による女性解放（アッラー、ヒンズーからの女性解放） （これから起るべき預言） 女性を力で押さえつけ、女性の愛というものを知らない国民。汝ら、なぜアッラーが人を「男性」と「女性」とに造られたのか、考えたことがあるか。汝らの先祖は、悲しいかな、人生の真の幸福を知らずにその一生を終えた。現世の愛を知らずに、どうして来るべき世の幸福を知りうるのか。 愛と言う言葉を持たない神々と視野の狭いアッラーは、イエス・キリストの名による「天の父なる神」の前から退くがよい。聖母マリヤの愛が、アラブの、あるいはヒンズーの、男性に抑圧された女性たちの上に輝くように。イエス・キリストの名にによって、「天の父なる神」に祈り、生まれ変わって、新たな生命を受けるように。聖母マリヤの愛の内にある、真の信仰に目覚めた女性の営む家庭は、男たちをも変えるであろう。アッラーに跪くだけの信仰から、愛によって背をすっくと伸ばした信仰、父なる神の愛に包まれる悦びを持つ男へと。しかし、事を急いではならない、幾世代をかけて、（男神）アッラーの呪いを退けよ。 16-62来世を信じない彼らが下等な性質を有つのは当然のこと。（これに反して）最高の性質はアッラーのもの。全能、全知の（御神）におわします。16-63もしかりにアッラーが、人間をその悪業の故に責め給うということになれば、この地上には生き物一匹残るまい。ただ、ある一定の期限まで大目に見てくださるからこそ（こうして生きていられる）。 ---この救済にこそ、イエス・キリストがおられるのである。イエス・キリストの名によって、わたしたちの（どうしようもない）罪は父なる神に認められず、赦されるのである。ただ生きているというのであれば、生きていることにならない。キリスト教の奥義のひとつである。 16-64彼らは、自分では真平と思うようなものを平気でアッラーのものとなし、口を開けば嘘ついて、一番いい御褒美は我々のもの、などと言う。間違いなく彼らの頂戴するのは（地獄の）劫火ぐらいのもの、真先に叩きこまれるだけのこと。16-65誓って言うが、我らは汝より以前にも多くの民族に使徒を遣わした。だが（そのたびに）シャイターンが、人々の行為を立派なものであるかのように見せかけた。今日でも彼がそういう者どもの保護者をつとめている。だが、彼らも、いまに必ず酷い罰を蒙るであろう。16-66我らが汝にこの啓典を下したのも、もとはと言えば、彼らがああだこうだと言い争っている点について説明してきかせるようにとてしたこと、それにまた信仰心のある人々には正しい道案内ともなり恩寵ともなるようにとてしたことである。 16-67アッラーは天から水を降らせ、それで枯死しきった大地をよみがえらせ給う。聞く耳もった人々にとっては、これこそたしかに有難い神兆ではないか。16-68また家畜を見ても、たしかにお前たちに誡めがあるはず。我らはお前たちにその腹中にあるものを飲料にしてやっておる、すなわち消化しかけの食物と（すっかり消化され変化して）血（となったもの）の中間である清らかな乳で、飲めば大変うまいもの。16-69また |
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