第２回 第２回
| 第１回研修会での主題はおよそこのようであった。 １）研修会場の確定（当分の間、同じ会場を使う） ２）キリスト教説明書作成承認の権威、（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会の設立について ３−１）「イエス・キリストのお子ができたなどと 」・・・ダンブラウンの「ダビンチコード」 ３−２）「アッラーにお子ができたなどと」・・・イスラムの「コーラン」 |
| 第２回研修会の主題 「キリスト教における旧約聖書の意味」 |
（１）旧約聖書は、（古代）ユダヤ人の聖典である。旧約聖書をイエス・キリストに関連付けて読むことができないならば、あなたはユダヤ人の域を出ない。第２回研修会は、ユダヤ人とキリスト教徒の違いが主題になる。すなわち旧約聖書においては、「ユダヤ人とは何か」が解き明かされなければならない。「創世記」の天地創造もアダムとエバもユダヤ人の律法を象徴している。すなわち、それらは全人類を対象とはしていない。ユダヤ人の聖書は、ユダヤ人で完結しており、そこに書かれた数々の知恵はユダヤ人のものである。 （２）キリスト教徒にとって、なぜ旧約聖書が重要であるか、それはイエス・キリストの名で呼ぶ、「天の父なる神」は、元々がユダヤ人の民族神、エホバだったからである。エホバの神信仰は、彼らの聖書（律法）と神殿と土着のユダヤ人の因習から築かれたものである。聖母マリヤもエホバ神の信仰に律せられた社会にお育ちになったのである。 （３）旧約聖書と新約聖書をつなぐものは、ヨセフの先祖ゾロバベルという人物である。ゾロバベルは、ダビデの子ナタンから続く王族である。ヨセフの先祖ゾロバベルは、ダビデの子ソロモンの王族すなわち南王国ユダの血統ではないゆえにエルサレムに帰還できた。ヨセフがダビデの血統であることが強調されるのは、ヨセフが単なる大工ではなく、ガリラヤの政治活動のリーダーにかつがれたからである。ここに、またしても、新たなヨセフ像が生まれる。 （４）すでに述べたヨセフ像のひとつは、受胎告知を受けた聖母マリアを、ナザレ村からユダの山里に連れて行ったのはヨセフであろうということであった。マリヤの言うことが本当なら、エリザベツは妊娠６ヶ月であり、生まれる子の性別は男性でなければならなかった。 （エズラ記）2-1バビロンの王ネブカデネザルに捕えられて、バビロンに移された者のうち、捕囚をゆるされてエルサレムおよびユダに上って、おのおの自分の町に帰ったこの州の人々は次のとおりである。2-2彼らはゼルバベル、エシュア、ネヘミヤ、セラヤ、レエラヤ、モルデカイ、ビルシャン、ミスパル、ビグワイ、レホム、バアナと共に帰ってきた。 （エズラ記）3-1こうしてイスラエルの人々はその町町に住んでいたが、七月になって、民はひとりのようにエルサレムに集まった。3-2そこでヨザダグの子エシュアとその仲間の祭司たち、およびシャルテルの子ゼルバベルとその兄弟たちは立って、イスラエルの神の祭壇を築いた。 （ルカによる福音書）ヨセフはヘリの子、3-24それから、さかのぼって、マタテ、レビ、メルキ、ヤンナイ、ヨセフ、3-25マタテヤ、アモス、ナホム、エスリ、ナンガイ、3-26マハテ、マタテヤ、シメイ、ヨセク、ヨダ、3-27ヨハナン、レサ、ゾロバベル、サラテル、ネリ、 |
| 早いものでもう半年過ぎた。今年に入って、夜、横になるとつらい日々が続いた。今は少し落ち着いている。昨年は、コーランを入力した。イスラム教がユダヤ教とキリスト教の完成形とはとんでもないことだと確認した。今は、バルバロ聖書と口語訳聖書の差分を読んでいる。イエス・キリストの直前の１００年前のギリシャイズムへのユダイズムの抵抗運動が成功したことやアンテオケの起源を探るヒントを得たいと思う。また、それはアレキサンダー大王まで遡ることでもあった。キリスト教の起源であるアンテオケ、ルカ、聖母マリヤの関係を読み解く。2014/4/25（金） |
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