(4・1)ダナエのひざに

 
第二巻(W)(P79)映画「タイタンの戦い」
ペルセウス
2-4-1アクリシオスが男の子を得ることに関して神託を乞うたところが、神は彼の娘から子供が生れ、その子は彼を殺すであろうと言った。アクリシオスはこれを恐れて、地上に青銅の室を造り、ダナエを張番した。

この女をプロイトスが犯し、これより彼らの間に争いが起ったと一部の人々は言うが、また一部の人々によれば、ゼウスが黄金に身を変じて、屋根を通してダナエの膝(ひざ)に流れ入り、彼女と交わったのである。

後アクリシオスは彼女からペルセウスが生まれたことを知って、ゼウスによって犯されたことを信ぜず、娘を子供とともに箱に入れて海に投じた。箱がセリポスに漂着した時に、ディクテュスはこの子供を拾い上げて養育した。

2-4-2ディクテュスの兄弟ポリュデクテスはセリポス王であった。ダナエに恋したが、ペルセウスが成人したので、彼女に近づくことができず、オイノマオスの娘ヒッポダメイアとの結婚のために祝物の寄付を集めると称して、ペルセウスをも含めて親しい人々を呼び集めた。

ペルセウスがゴルゴンの首といえども否(いな)とは言わないと言ったので、他の人々からは馬を所望(しょもう)しながら、ペルセウスからは馬を受取らず、ゴルゴンの首を持ってくるように命じた。
 
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2015/3/16 オリジナル教会(初代代表) 笹倉正義
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