３２．ユダヤ ３２．ユダヤ
| エルサレム神殿信仰とユダヤ教の律法に生きた本来のユダヤ人は、イエス・キリストと父なる神を実現させて、西暦７０年に滅びました。赤子を宿した胎盤が母体から排泄されるように、エルサレムと神殿もその役目を終えて、地上から消え去りました。 しかし、聖書のある限り、ユダヤ人は復活します。サマリヤ人のようなもので、先祖を慕うものを、回心させあるいは消し去ることはできません。 その後、イスラム教徒が廃墟のエルサレムを支配し、税を徴収してユダヤ教とキリスト教の存在を許し、巨大な岩の上に金色のドームを建立しました。その岩こそは、アブラハムがイサクを捧げようとした場所であり、ソロモン神殿が建立された場所であります。また、マホメットが昇天した場所でもあります。 １．ユダヤ人誕生 ユダヤ人は、ユダ族とベニヤミン族で構成された南王国の子孫が８０年の捕囚から帰還した人々が、王に代わってユダヤ教を興し、エルサレム神殿のもとに結束した人々です。 バビロンやペルシャの高度文明に接した一部のエリートたちが、創世記を作りました。その内容は、出エジプトの人々の知識範囲をはるかに超えるものです。その聖書 ２．イスラエル（２）拡張のユダヤ人 エルサレムへの帰還後に、民族統合の象徴として使われた呼称で、ユダヤ人を十二部族にするための配慮でした。聖母マリヤの夫ヨセフはユダ族、聖パウロはベニヤミン族出身です。パウロは自分がベニヤミン族であることを誇っています。同じユダヤ人でも格が違うわけです。 （ローマ人への手紙） 11-1そこで、わたしは問う、「神はその民を捨てたのであろうか」。断じてそうではない。わたしもイスラエル人であり、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の者である。 （ピリピ人への手紙） 3-4もとより、肉の頼みなら、わたしにも無くはない。もし、だれかほかの人が肉を頼みとしていると言うなら、わたしはそれをもっと頼みとしている。3-5わたしは八日目に割礼を受けた者、イスラエルの民族に属する者、ベニヤミン族の出身、ヘブル人の中のヘブル人、律法の上ではパリサイ人、3-6熱心の点では教会の迫害者、律法の義については落ち度のない者である。 ３．イスラエル（１）北王国のこと ダビデ王国から１０部族を離反させて建国した北王国イスラエルの呼称です。初代王となったエフライム族出身のヤラベアムは、民がやがてダビデのエルサレムを慕うようになることを恐れ、バアルなどの異教を信仰させる政策をとり、従わないレビ人を迫害しました。エリヤとエリシャは、北王国に住んでいた、唯一神エホバの預言者です。群像礼拝をしない彼らは、北の王から迫害されました。 １）北王国イスラエル（１０部族）王朝の下克上 北王国はエルサレムに似せて、サマリヤの山に首都を置きました。北王国の王朝は、裏切りや謀反によって、何度も入れ替わり、早く滅びました。 ２）南王国ユダ（２部族）王朝の一貫性 バビロンに滅ぼされるまで、ダビデ、ソロモンから続く王朝は、その血統を保ちました。 ４．ダビデとソロモンの王国 ダビデは難攻不落のエルサレムを占領し、そこに自分の町を造りました。神殿を造ったのはその子のソロモンです。 ５．サウルの王国 サウルはヘブル人の初代王朝を興しましたが、ペリシテ人との戦闘に破れ、息子ヨナタンと共に戦死し、王朝はダビデに移りました。生前サウルは、軍人としても優秀なダビデをねたみ、彼を極端に恐れ、幾度となく殺そうとしましたが、ついに殺せませんでした。 ６．士師の時代 ヨシュア（エフライム族）が死んで、ヘブル人全体を束ねる人物がいなくなりました。ヘブル人に危機が迫るたびにリーダーが興されました。それが裁き ７．ヨシュアの時代 彼らはヘブル人と呼ばれたでしょう。 ８．モーセの時代 彼らはヘブル人と呼ばれたでしょう。 ９．エジプト寄留の時代 彼らはヘブル人と呼ばれたでしょう。 １０．アブラハム、イサク、ヤコブの時代 彼らは出身地ゆかりのセム族と呼ばれたでしょう。ヤコブは自分の名前が気に入らず、「イスラエル」と改名しています。本人が「イスラエル」を好んで使ったかは微妙です。 ユダヤ人は、ユダ族とベニヤミン族の合成語とすると、覚えやすいし、その意味がよく分かります。 ちなみに、かの１０部族は、「サマリヤびと」と呼ばれました。サマリヤ人に対して、ユダヤ人は交際禁止どころか、さげすみました。これがイエスの時代まで、そして西暦７０年にエルサレム全体が破壊されるまで続いたのです。 |
| ユダヤ人 |
| 古代ユダヤ人とは、歴史上、必要な期間にだけ存在した宗教集団のことである。聖書に書かれたユダヤ人は古代ユダヤ人のことである。イエスやペテロは古代ユダヤ人であった。必要な期間とは、キリストの誕生に必要な期間である。 |
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オリジナル教会（初代代表） 笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
2016/1/1