７（２５）メッサプス

(7-691)(7-692)(7-693)(7-694)(7-695)(7-696)(7-697) ○（７−２５）（６）メッサプス メッサプスは馬を馴らす名人で、ネプトウヌスの子であった。彼は炎も剣も倒すことのかなわぬ剛の者だった。長い平和に慣れた国民と戦（いくさ）を忘れた戦士たちを、彼はいきなり戦争へと投げ込んだ。そして自ら再び剣を手にした。 彼には従うのは、フェスケンニア（エトルリアの町）の諸部隊、アエクイ・ファリスキ人たち、ソラクテ山の砦の住民、フラウイニアの田園（でんえん）の人々（ひとびと）、キミヌス山と湖の畔の人々、およびカペニの聖林（以上エトルリア所縁の地名）を守る人々でだった。(7-691-697) (7-698)(7-699)(7-700)(7-701)(7-702)(7-703)(7-704)(7-705) どの部隊も隊列を整えて、王を讃える歌を歌いつつ進軍した。そのさまはまったく、牧草地（ぼくそうち）から飛び立った真っ白な白鳥たちが、流れる雲を抜けて飛びながら、首を伸ばしてメロディを奏でているようであった。白鳥のメロディに、川はこだまし、遠きアシアの沼も響きを返す。 誰にせよ、かほどに大勢、青銅の甲冑（かっちゅう）に身を固めた軍団が集まるなどとは想像できまい。これを見て、沖の海流から、けたたましく鳴く鳥の雲霞（うんか）が、大空（おおぞら）を渡って岸辺（きしべ）に押し寄せたのだと、思う人がいても不思議はない。(7-698-705)

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2015/11/22 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会