７（２３）カティルスとコラスの兄弟

○（７−２３）（３）（４）カティルスとコラスの兄弟 (7-670)(7-671)(7-672)(7-673)(7-674)(7-675)(7-676)(7-677) 次に来たのは、ティブル(7-631)の市壁（しへき）から来た双子（ふたご）の兄弟だった。彼らは、兄ティブルトウス（ティブルの町の創設者）に因（ちな）んだ名を持つ一族に別れを告げてきた。このふたりとはカティルスと、勇猛のコラスで、アルゴスの血を引く若者たちであった。彼らは、密に並んだ槍の穂先をかきわけて、最前列に姿を見せた。 そのさまは、まるで雲から生れたふたりの半人半馬（ケンタウルス）が、雪を頂（いただ）くオトリュス山とホモレ山（いずれもテッサリアの山）の斜面を、するすると天辺（てっぺん）から地上に滑り降りるようであった。彼らが進めば深い森も場所を譲り、茂みもざわざわと音をたてて乱れた。(7-670-677)

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2015/11/22 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会