７（２）テベレの河口に到着

○（７−２）ラティウムに近づく (7-25)(7-26)(7-27)(7-28)(7-29)(7-30)(7-31)(7-32)(7-33) (7-34)(7-35)(7-36) そしてやがて、サフラン色のアウロラがきらめきつつ、高天（たかま）にばら色の二頭（にとう）馬車を駆り立てる時、海は光線にほんのり赤味を帯び始める。すでに風は止み、突然、空気が淀（よど）む。重くなった海面を櫂（かい）が懸命に耕（たがや）していく。この時、アエネアスははるか沖合いから、巨大な森を目にした。そして、木々の間をゆったりと流れるティベリヌス（ティベリス川）が、大量の砂を大渦（おおうず）に巻き込みつつ、黄金色（こがねいろ）に輝きながら海へ入ってきた。 周辺と上空には岸辺（きしべ）と川床（かわどこ）に棲（す）みついたさまざまな鳥が群れていた。鳥たちは鳴き声をあげて天とたわむれ、また森の上をかすめ飛んだ。アエネアスは艦隊に、舵を切り、舳先（へさき：船首）を陸に向けるよう命じた。木陰（こかげ）なす川が近づいてきて、彼の胸は喜びで溢（あふ）れた。(7-25-36)

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2015/11/19 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会