（４）聖セバスティアーノの地下墓所

近頃、バルトロメオはイエスの十二弟子の一人のバルトロマイのことだと知ったので、小説「モンテ・クリスト伯」にそのような名前があったと思って、それを捜していたら、（四）五五「カバルカンティ少佐」と勘違いしていたことがわかった。何気なく（一）、（二）、（三）と頁をめくっていたら、突然「聖セバスチャン」と「カタコンブ」の文字が目に飛び込んできた。前に何度か読み返した文庫本だが、それがこれから行く二回目の、イタリヤ旅行で見学しようとしている、キリスト教徒の地下墓所だとは思わなかったので、これからまた楽しみとなる。

（モンテ・クリスト伯）（三） アレクサンドル・デュマ作　（1845-1846年掲載43才）　山内義雄訳　岩波文庫　赤５３３−３より引用 三七　聖セバスチャンの塋窟(カタコンブ) 「・・・馬車から引きおろすと、アルモ河の岸に沿ってお連れ申し、聖セバスチャンの塋窟のなかで待っていたテレザとルイジの前へ引っ立てました。」・・・「で、やはり迎いにいきますか？」と、フランツがたずねた。「いこうじゃありませんか。それに、とても景色のいいところときいていますから。聖セバスチャンの塋窟をごらんになったことがおありでしょうか？」 読み：塋（エイ、ヨウ、はか）

（ベンハー） ルー・ウォーレス（1880年に出版53才）　白石佑光訳（バンタム版の省略本を底本にした自由訳） １９６０年８月１０日（昭和３５年）発行より引用 もし読者の皆さんがローマに行かれ、サン・セバスティアノの地下教会よりもさらに古い、サン・カリストの地下教会を訪ねる機会があったなら、ベン・ハーの財産がどのように使われたかを目にされるだろう。そして彼の功績をたたえることだろう。その広い地下教会から、キリスト教はローマ皇帝の地上の権力をしのぐ永遠の力を生み出したのである。

「地球の歩き方」ローマ　ダイヤモンド・ビッグ社より引用 聖セバスティアーノ聖堂（Basillica di S.Sebastiano）は 、もとは４世紀の前半に建てられた使徒ペテロとパウロに捧げられた聖堂であり、ローマの７大聖堂のひとつである。 聖堂の地下には「聖セバスティアーノの墓」(Cripta di S.Sebastiano)を含む大きな聖セバスティアーノのカタコンベが広がり、一部には「カタコンベ」という名の起源となった古い採石所cabitaの跡も見ることができる。

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2014/5/18 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
2014/6/5、2014/6/8（モンテ・クリスト伯追加）