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| 38-55と、まあ、こういうことになる。だが、生意気な者どもの行きつく先は、大変なもの。38-56ジャハンナムで火あぶりになる。まことに、おぞましい 38-60みなが「いや、いや、お前たちこそ、『ようこそおいで』どころか。こんなことになったのも、もとはと言えばお前たちの ---地獄にいるとされるのは、イスラム兵に蹂躙された富裕層の者たちである。貧乏人は戦に破れても失うものがないが、金持たちは失うものが多い。そのため、決断がにぶる。また兵も傭兵であり、命を賭けて金持を守る者はいない。形勢が悪くなれば、逃げ出す。「アッラーに讃えあれ！」と徒党を組んで攻めてくれば、大抵の者はたじろいでしまう。 ああ言えばこう言うの覚醒者 38-65言ってやるがよい、「わしは、（お前たちに）警告するだけが役目。唯一、全能の御神アッラーを措いて他に神はない。38-66天と地と、その間に在る一切のものを統べ治め給うお方。お偉くて、なんでも赦して下さる御神におわします」と。 38-67言ってやるがよい、「これは大変な知らせなのだぞ。38-68お前たちはよそ向いているけれど。38-69最高会議でどんな議論が行われたか、わしは知らぬ。38-70わしは、自分がただの警告者に過ぎないということだけ、お告げで知らされておる」と。 跪拝の起源 38-71神様が天使たちにこうおっしゃった時のこと。「わしはこれから泥で人間を作ろうと思う。38-72出来上がって、わしの霊を吹き込んでやったなら、お前たちその前にひれ伏して挨拶せよ」と。38-73並居る天使ら皆そろって挨拶したが、38-74独りイブリースだけは（人間を）ばかにして、神の命に背いたのであった。38-75「これ、イブリース、このわしが手ずから創ったものになぜ挨拶せぬ。38-76さては増長しおったか。それともそれほどお偉い者なのか」と仰しゃると、38-77「でも彼よりこちらの方が上でございます。貴方はわしを火でお造りなすった、が、彼は泥ではございませぬか」と言う。 38-78「よし、それならここを出て行け。追放じゃ。38-79審きの日までわしの呪いを負うがいい」との仰せ。38-80すると、「主よ、せめてみなが喚び起されるその日まで、わしに猶予を下さいませぬか」と言う。38-81「よろしい、待ってやろう。38-82例の時刻のその日まで。」38-83「あなたの ---アダムを土で造ったのは、ユダヤ人の男尊女卑の承認である。人が女から生まれることを前面に出せば、女が男より偉くなってしまう。天地創造は、ユダヤ人の行動を規範するための、彼らの世界観である。そうでなければ、人以外の生物は何から造られたのか、という質問を誘導することになる。 38-86言ってやるがよい、「わしは何もこれでお前たちから報酬を貰おうとは思っておらぬ。分不相応な仕事をしようとも思ってはおらぬ。38-87これはただすべての人へのお諭に過ぎぬ。38-88暫くすればきっとお前たちにも真相がわかるであろう」と。 ---イスラムはとどのつまり宗教ではない。コーランは強盗の偽装である。 |
| 第３８章「サード」（完） |
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