３３（４）イスラムの女装

女性の自由の範囲 33-54お前たち自分の思いをさらけ出そうと、隠そうと、アッラーは全部御存知。33-55彼女たちの方では（垂幕なしに自由に接して）少しも咎にならないのは、自分の父、息子、兄弟、兄弟の子、姉妹の、身の廻りの女たち、それに自分の右手の所有にかかわるもの。いずれにせよ、お前たちもアッラーを懼れまつることが肝要。アッラーはどのようなことにも一々立合っていらっしゃる。 33-56まこと、アッラーと天使らは預言者を祝福しておられる。さ、信徒たち、お前らも彼を祝福し、心からその平安を祈願せよ。33-57アッラーと使徒に害なす者は、この世でもあの世でもアッラーの呪いを受けねばならぬ。そのような者どものためには、面目まるつぶれになるような罰を用意してお置きになった。33-58また信徒の男女を、何も悪いことしていないのに悪く言うような者どもは、われとわが身に中傷と、明白な罪の重荷を背負い込んだも同然。 ---このアッラーにはイスラムを代入する。簡潔に言うと、アッラーをイスラムと置き換えて読むということ。 イスラムの女装 33-59これ、預言者、お前の妻たちにも、娘たちにも、また一般信徒の女たちにも、（人前に出る時は）必ず長衣で（頭から足まで）すっぽり体を包みこんで行くよう申しつけよ。こうすれば、誰だかすぐわかって、しかも害されずにすむ。まことに、アッラーは気のやさしい、慈悲ぶかいお方。 ---この規定は、ユダヤ教の安息日ほどに、イスラムを特徴付ける。 33-60さて、あの似非(えせ)信者どもや、心に病患もった人々や、この邑(メディナ)で人心を攪(か)き乱そうとしている者どもが、いつまでもああしているようなら、そのうちに我らが汝を嗾(けしか)けてやろうぞ。そうなったが最後、彼らがこの邑でお前の隣人がおしていられるのもごく僅かの間。33-61恐ろしい呪いの的となって、至るところで見つかり次第捉えられ、みな殺しに殺されよう。33-62過ぎた昔の人々にたいしても、いつもアッラーはこうし給うのが常であった。アッラーの御習慣だけは、絶対に変ることはない。 33-63みなが汝に（最後の）時は（いつ来る）と訊いておる。言ってやるがよい、「それはアッラーお独りが御存知。なんぞ知らん、案外その時はすぐそこまで来ているかも知れないぞ」と。33-64アッラー罰当りどもに呪いをおかけになった。炎々(えんえん)と燃える火を用意し給うた。33-65みな末永くそこに住みついて、護り手も助け手も見つからぬ。33-66彼らの顔が焔の中でぐるぐる廻されるその日、さすがの彼らも、「ああ、こんなことならアッラーのお言いつけに順うのであったに。使徒の言葉に順うのであったに」などと言いだすことであろう。33-67「主よ、わしらは自分の首領やお偉ら方の言いつけに順っただけでございます。あれらがわしらを邪道に引き込んだのでございます。33-68主よ、あれらに罰を二倍蒙らせ、大きな呪いをかけてやって下さいませ」とも言うことであろう。 ---この「最後の時」の話は、富者の町が貧者のイスラムによって蹂躙される時の比喩であることに気づけば話が早い。アッラーはもちろんイスラムの隠語である。 33-69これ信徒の者、お前たちだけは、ムーサーに害(あだ)した者どものようなまねは決してするなよ。あれのことは、アッラーがすぐ身のあかしを立てて下さったからいいようなものの。とにかくあの男はアッラーにそれは大切にして戴いておった。33-70これ、信徒の者、お前たちアッラーを懼れ、常にまともなことばかり言うようにせよ。33-71そうすればお前たちの行為の（曲ったところ）は直して下さるし、犯した罪も赦して下さろう。とにかくアッラーと使徒の言いつけよく守る人は、（この世でもあの世でも）大成功に疑いない。 33-72我ら始め、天や地や山々にこの荷物預ってくれぬかと言って見たけれど、みなとても重くて持ちきれませぬと尻込みし、怖れるばかり。人間だけが引受けたのはよかったが、忽ち横暴で無道者の本性発揮した。33-73こうして結局アッラーは、似非信者や多神教徒に男女の別なく罰を蒙らせ、信仰ぶかい人々には男女の別なく慈愛のお顔を向け給うことになった。もともとアッラーは実に気のやさしい、情ぶかいお方なのだが。 ---「似非信者や多神教徒」は富者である。これにイスラムはアッラーの名を使って攻撃を加え、蹂躙したのである。

第３３章「部族同盟」（完）

2013/12/1オリジナル教会　（初代代表）笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
　　　
聖句引用：日本聖書協会　口語訳聖書
新約聖書（１９５４年改訳）
旧約聖書（１９５５年改訳）