（１）コーラン（１／２） （１）コーラン（１／２）
| 慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・ 27-1ター・スィーン。これこそクルアーンならびにかのまぎれもなき（天）書の 27-4来世を信じようとせぬ者どもは、我らのはからいで目が眩み、己が所業を立派なものと思いこみ、ああして当てもなく 27-6汝が授かるこのクルアーンは、その賢さ、その知力かぎりなき御神のお手元から来ているもの。 27-7ムーサーが家族のものにこう言った時のこと、「あれに見えるはどうも火らしい。行って見て来よう。もしかすると燃木を取って来てやれるかも知れぬ。そうすればお前たち火にあたれよう」と。27-8さて、彼がそこへ来て見ると、突然呼びかける声あって、「この火の中におる者、そのまわりにおるものに祝福あれ。万有の主、アッラーに讃えあれ」と言う。 27-9「これ、ムーサー、われこそは全能、全知のアッラーであるぞよ。27-10さ、汝の杖を投げて見よ」と。ところでそれがまるで蛇のようにぴくぴくし始めたのを見るや、彼はくるりとうしろ向いてあとをも見ずに逃げ出した。「これ、ムーサー、怖がるでない。使徒ともあろうものが、わしの前で怖がってどうする。27-11そのような（ことをする）のは不義なす者だけじゃ。が、たといよからぬ事をした後でも、何か善いことして償うなら、わしは赦してもやろう、情ぶかい態度を示してもやろう。27-12次にお前の手を懐ろに入れて見よ。出すと、病気でもないのに真白になっておるから。これはフィルアウンとおその一族に見せてやる九つの徴の一部となるもの。彼らは実に罪深い者ども。」 27-13果たせるかな、我らの徴が目のあたり現れても、彼らは、「これは、たしかに妖術だ」などと言い、27-14心の中では認めておりながら、無理無態に否認した。ま、見るがよい、この悪人どもがいかに哀れをとどめたか。 （出エジプト記） 3-1モーセは妻の父、ミデヤンの祭司エテロの羊の群れを飼っていたが、その群れを荒野の奥に導いて、神の山ホレブにきた。3-2ときに主の使は、しばの中の炎のうちに彼に現れた。彼が見ると、しばは火に燃えているのに、そのしばはなくならなかった。3-3モーセは言った、「行ってこの大きな見ものを見、なぜしばが燃えてしまわないのかを知ろう」。3-4主は彼がきて見定めようとするのを見、神はしばの中から彼を呼んで、「モーセよ、モーセよ」と言われた。彼は「ここにいます」と言った。3-5神は言われた、「ここに近づいてはいけない。足からくつを脱ぎなさい。あなたが立っているその場所は聖なる地だからである」。3-6また言われた、「わたしは、あなたの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」。モーセは神を見ることを恐れたので顔を隠した。 |
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