（４）神のお子 （４）神のお子
| アッラーにお子はない 23-92いや、いや、こちらでは彼らに真理を持って来てやったのに、彼らは、嘘ばかりついている。23-93アッラーにかぎってお子などおつくりにならぬ。そのほかに神というものもない。そのようなことになったなら、みんながてんでに（アッラーの）お創りになったものを我がものとして、お互いに上に出ようと争い合いになってしまうであろう。 ああ勿体ない、彼らの言っているようなものをはるかに超絶し給うアッラーなのに。23-94目に見えぬ世界、目に見える世界、二つながらに知り給うお方。彼らが一緒にならべているようなものとは比較にならぬ高みにいます御神なのに。 ---アラビヤに近いのはギリシャ正教の聖堂であろう。言っているのは聖母子画（イコン）や聖母子像のことであろう。ユダヤ教はエホバの神。その神が父となられた。 |
| 「天の父なる神」のお子 |
 |
| 23-95さ、こう唱えるがよい「主よ、あの者どもに約し給うた（恐ろしい天罰）を、もしどうあっても私にも見せてやろうとの御意向ならば、23-96主よ、なにとぞ私だけは不義なす 23-97我らともなれば、彼らに約した（天罰）を汝に見せてやるくらいわけないこと。23-98汝は善行によってその禍を払いのけるがよい。彼らが（汝のことを）どのように言っているかは我らが承知しておる。 23-99さ、こう唱えるがよい、「主よ、貴方にお 23-101だが、さすがの彼らもいよいよ死に臨む段になると、「主よ、私をも一度還らせて下さりませ。23-102今までは放って参りましたが、今度はきっと行いを改めます」などと言う。なんの、どうせ口先だけの出まかせであろう。また喚び起されるその日まで、うしろには障壁が立ちふさがっておる。 地獄と復活 23-103その日、 23-105秤りが軽い者どもは何もかももうおしまい。ジャハンナムのお中に末永く住み込んで、23-106焔に顔を 23-108すると彼ら、「神様、わしらはこの悲運にもう完全に打ちのめされてしまいました。ほんに、わしらは間違っておりました。23-109神様、どうかここから出して下さいませ。それでもまた逆戻りするようなら、その時こそ本当の悪者でございます」と言う。 23-110「ええ、あそこに引込んでおれ。わしに話しかけるな。23-111わしの僕の中には、『主よ、我らは信じます。なにとぞ我らの罪を赦し、我らに慈悲を垂れ給え。汝はいと慈悲ぶかい御神にまします故に』と唱える一派があおったが、23-112お前たちそれを 23-113あれらは、よく辛抱しぬいた功にめでて、わしが今日褒美をとらせておいた。今や、彼らは 23-117お前たち、我らがお前たちを面白半分に創ったと思っておったのか。我らのもとに連れ戻されることなどあるはずはないと思っていたのか。」ああ、いと高きにいますアッラー、王者にして真理なるもの。このいと貴き玉座の主をおいて、他に神があろうはずがない。アッラーと一緒に、他のいいかげんなものを勝手に崇めるような者は、いまに主が勘定をおつけになろう。無信仰のやからがいい目を見るはずはない。 23-118こう唱えるがよい、「主よ、赦し給え、慈悲をかけ給え。汝はいと慈悲ぶかい御神におわします」と。 |
| 第２３章「信仰者」（完） |
 |
 |