（２）老ザカリヤに（２）老ザカリヤに
| １．賛美歌３１０「しずけき祈り」 ２．祈り ハレルヤ。天の父なる神さま、今日このように家族そろって御前に出て、礼拝できることを感謝します。ルカによる福音書によって、イエスさまが聖母マリヤからお生まれになったこと、彼は父なる神さまと共に歩まれました。そのイエスさまをとおして私たちの救いが完成したことを学びたいと思います。私たちの心を開いて、いろいろと分かるようにしてください。イエスさまのお名前を通して、御前にお祈りします。アーメン。 ３．聖書朗読 ルカ1-5-25 アロン ユダヤの王ヘロデの世に、アビヤの組の祭司で名をザカリヤという者がいた。その妻はアロン家の娘のひとりで、名をエリザベツと言った。ふたりとも神のみまえに正しい人であって、主の戒めと定めとを、みな落度なく行っていた。ところが、エリザベツは不妊の女であったため、彼らには子がなく、そしてふたりともすでに年老いていた。 ザカリヤの さてザカリヤは、その組が当番になり神のみまえに祭司の務めをしていたとき、祭司職の慣例に従ってくじを引いたところ、主の聖所にはいって香をたくことになった。香をたいている間、多くの民衆はみな外で祈っていた。すると主の御使が現れて、香壇の右に立った。ザカリヤはこれを見て、おじ惑い、恐怖の念に襲われた。 聖所に現れた そこで御使が彼に言った、「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。あなたの妻エリザベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。彼はあなたに喜びと楽しみをもたらし、多くの人々もその誕生を喜ぶであろう。かれは主のみまえに大いなる者となり、ぶどう酒や強い酒をいっさい飲まず、母の胎内にいる時からすでに聖霊にみたされており、そして、イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう。彼はエリヤの霊と力とをもって、みまえに先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に義人の思いを持たせて、整えられた民を主に備えるであろう」。 老人のリアクション するとザカリヤは御使に言った、「どうしてそんな事が、わたしにわかるでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています」。 御使の与えた「しるし」 御使が答えて言った、「わたしは神のみまえに立つガブリエルであって、この喜ばしい知らせをあなたに語り伝えるために、つかわされたものである。時が来れば成就するわたしの言葉を信じなかったから、あなたはおしになり、この事の起る日まで、ものが言えなくなる」。 人々は大祭司の異変を悟った 民衆はザカリヤを待っていたので、彼が聖所内で暇どっているのを不思議に思っていた。ついに彼は出てきたが、物が言えなかったので、人々は彼が聖所内でまぼろしを見たのだと悟った。彼は彼らに合図をするだけで、引きつづき、おしのままでいた。それから務めの期日が終ったので、家に帰った。 老女が そののち、妻エリザベツはみごもり、五ヶ月のあいだ引きこもっていたが、「主は、今わたしを心にかけてくださって、人々の間からわたしの恥を取り除くために、こうしてくださいました」と言った。 ４．解説 「ヨハネと名づけなさい」と言われた子供の誕生のいきさつが詳しく書いてあります。この情報は、マリヤとエリザベツの関係からもたらされたものです。 エリザベツはアロン家の娘のひとりと書いてありますので彼女は、大祭司一族の者です。この「ルカによる福音書」では、イエスがダビデ王の末裔ではなく、アロン家の末裔ということに意味があります。 ダビデは戦人（いくさびと）でしたが、アロンはモーセの兄で、大祭司の地位はこの時代（出エジプト記）につくられたからです。大祭司は人ですから寿命で死にますが、イエスはキリストすなわち、死なない大祭司となられるのです。 「マタイによる福音書」では、イエスがダビデの末裔（まつえい）であることに重点が置かれますが、ダビデは有名人であり、その方がキリスト教宣教の目的にかなうからです。 しかし、イエスの歩まれた道は、永遠の大祭司への道でしたから、この洗礼者ヨハネ誕生のいきさつが非常に重要なのです。ルカは、マリヤへの聞書きの中で、それを見逃さなかったのです。 ５．祈り 今日は、ザカリヤとエリザベツという二人の名前を覚えました。また、なぜこのエピソードが大事なのかということも知りました。この一週間も家族みんなが、神様の中で元気に過ごせるように、助けてください。明るい所、広いところに導いてください。天のおとうさまのみまえに、イエスさまのお名前を通して、お祈りします。アーメン。 ６．賛美歌６６「せいなるかな」 |
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| ページ制作者：ささくらまさよし ささくら修道会 （ささくら宗）聖母マリヤ福音教会：オリジナル教会 2011/5/4、2019/1/28（完了） |
2011/5/4 聖母マリヤ福音教会