３（７・５）礼拝堂の装飾（その１）

ビデオ・カメラは入口の正面の装飾から撮影していた。東方教会風（ふう）のモザイク画と、イスラム風のシンプルな幾何学模様が目に付いた。どちらも反ローマ教会を象徴する装飾である。祈りの場所としては、けばけばしすぎ、王の権力を誇示する意味合いが強い。 時のドイツ皇帝（神聖ローマ帝国）でもあったフェデリーコ２は、シチリヤ王(南イタリヤ王国)として、ここパレルモに住み、統治していた。彼の夢はイタリヤ全土を統一し、ドイツからシチリヤに及ぶローマ帝国の樹立であった。そして、その成就のあかつきには東ローマ帝国をも併合するのだ。 しかし、常勝の彼の前の壁はローマ教会の組織であり、信者たちであった。フェデリーコ２は不敗を誇りながらも、その野望は露（つゆ）と消えた。

皇帝フェデリーコ 「ミチオ書」第四話である。ご参考までに。

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ページ製作者： オリジナル教会（初代代表）笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 ささくら修道会 　2018/7/17、2022/1/3 選定聖書：日本聖書協会　口語訳（こうごやく）聖書 新約聖書（１９５４年改訳） 旧約聖書（１９５５年改訳）