(1)(序)(2)それぞれの神々と否定者

神は人間が作ったものなのか。神は人が幸せに暮らすことを願っているのか。しかし、その神はなぜ戦争をなくさない。病気をなくさない。交通事故をなくさない。貧困をなくさない。格差をなくさない。とにかく、自分が不満なのは神がいないからではないのか。 地球は丸いし、それが太陽の周りを楕円軌道で回っているし、地軸も適度に傾いていて、四季があることも知っている。それから、天の雲はほうき星の尾のことだし、惑星の仕組みも知っているし、銀河も、ブラックホールも、ビッグバンも解明がすすんでいることを知っている。生物の多様性、恐竜の繁栄とその絶滅の原因も知っている。ブラックホールなどの宇宙現象についても、その謎を人類は解きつつある。 しかし、どこにも神らしいものは見当らない、この時代においてもなお、神頼みするものが多くいるとは信じ難い。 とはいうものの、大学にもいったことのない人類の御先祖さまたちが、お創りになった神々は、今日なお、信徒に影響をあたえ続けている、ありがたくもめいわくな神々について、まとめてみるのもまた一興かもしれない。かくいうわたくしは、宗教界や学術の学会に所属してはいないので、利害関係を受けずに書ける。インターネット時代ならではの情報発信の環境がこれを後押ししてくれる。 わたくしは、２８歳のころから、プロテスタント教会に通い、洗礼を受け、そののち得た家族には、わたくしが洗礼を授けた経緯があることをお断りしておきたい。イスラムの神を机上（きじょう）で考察するにあたり、えこひいきがある唯一の原因なので。 わたくしは６９歳になった。職業にはついてはいるが、社会的にはもはやいないも同然である。しかし、そのような者に、キリスト教の説明書を作成する動機を認知させ、日々これにいそしむことが当たり前であり、健康も維持されていることをみれば、この情熱の根源はどこにあるのだろうと思わざるを得ない。 （詩篇） 92-14彼らは年老いてもなお実を結び、 いつも生気に満ち、青々として、 92-15主の正しいことを示すでしょう。 物質的（肉的）な活動の「俗界」と霊的な活動の「聖界」とがあるとしよう。俗界における使命を終えたわたくしだが霊界においては、まだ青いと知る。その霊界の活動は宗教活動に近似される。宗教活動は労働であり、「布教」という労働のない宗教活動は有り得ない。 労働をいやしむものには「哲学者」がある。いやしくも哲学に精通する者が神を信じるなどということがあってはならない、とされる。哲学者とは思索する暇人のことであり、「働かざる者食うべからず」は真理だが、その労働は自分たちが武力で圧伏した奴隷にさせていたのである。しかし、その言い方には棘があり、現代ではそういう言い方は好ましくない、とされる。 しかし、哲学者が汗を流して働き、その収入で生計を立てたら、それこそお笑いである。なぜここに哲学者を持ち出すのかというと、先に述べたように、彼らは神を否定する者であり、異端勢力の一翼を担うからである。哲学者にうらみはないが、キリスト教を否定する物言いをする者には、攻撃をいとわない。しかし、それは主の御心ではないことも、わたしは承知しているつもりだ。 修正がある2024/9/26 2023年、新約聖書はエジプトの歴代アレキサンドリヤ司教の矜持（きょうじ）の賜物であり、奴隷に書かせた文書の集大成である、という気付きがあった。イタリヤのローマに誕生したマリヤさまとクレオパの宣教活動の賜物として、アロン家に代わる神事の組織、ローマ教会が誕生した。 その「女と漁師」を崇めるローマ司教の風下に立たねばならぬエジプトの「智の都」のアレキサンドリヤ司教は、クレオパのゆえにローマ司教を頂点とする教会組織からの離脱を考え、実働の、アロン家の大祭司イエスさまに臨んだ「苦杯と十字架」による「狂気という名の罪」のあがないを、哲学と小説に変容させた。マリヤさまの名を隠し、それを「マグダラの女」と「ラザロの妹」に強調した。だから、哲学者がキリスト教を否定する、というのは言葉足らずであった。2024/9/26

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2016/7/18 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義 正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 ささくら修道会 2024/9/26

わたしたちの「聖書」　聖書の「らい病」