グラディエーター

この映画の時代背景は、「ローマ帝国の滅亡」と同じ西暦１８０年である。歴史的基盤は、コモドウス帝である。コモドウスに家族を殺され、奴隷の身となったマキシマスが、剣闘士（グラディエーター）となって、ローマで頭角を現し、ついに皇帝を討ち果たすという「復讐物語」である。娯楽作品として鑑賞したらよい。 ローマ帝国はかつてのギリシャのように、奴隷制度の上に成り立っていた。奴隷たちは、キリスト教に接するや、呪詛を棄て、神の愛のうちに生きるようになった。それを政治利用する者ももちろんいたし、異端者もいて間違った教えもまた広まった。 この映画にキリスト教徒がでてきたら、娯楽作品ではなくなってしまう。

目次

（１）ゲルマニア戦勝　マキシマス将軍の指揮の下、ゲルマン相手に、ローマ軍は大勝をおさめた。

（２）皇帝殺害　コモドウスは父帝アウレリウスの真意を聞かされ、絶望の中に父を殺害した。

（３）皇帝の刺客　コモドウスは、マキシマスと故郷スペインに住む妻と子の殺害を命じた。

（４）ドサ回り興行　マキシマスはスペインの町々を興行して回る剣闘士一座の奴隷となっていた。

（５）コモドウスの凱旋　新皇帝を待っていたのは仕事の山だったが、彼の思惑は競技にあった。

（６）ローマへの招待　コモドウスは、世界の剣闘興行師たちに、ローマへに来るよう呼びかけた。

（７）円形闘技場　剣闘士たちはローマに入った。そこで目にしたものは、コロッセオの威容だった。

（８）クーデター計画　皇帝コモドウスは、父帝追悼興行の後、元老院を廃止とルシラに語る。

（９）父帝追悼興行　「ザマの戦い」の再現で、ローマ兵がグラディエーターを全滅させる趣向だった。

（１０）忘れさせる　コモドウスは、最強の伝説剣闘士と虎の包囲網で、マキシマスを追い詰める。

（１１）露見　マキシマスはクーデターへの協力をルシラに告げ、議員も賛同したが、網にかかった。

（１２）皇帝対剣闘士　皇帝は対決直前に自らの手でマキシマスに深手を追わせた。

（１３）故郷へ　一人は霊となって故郷の家族の元へ、もう一人は生きて故郷へ。「いつかまた会える」

2015/4/23、5/11-5/16 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会