ゴッド･ファーザー

２０１９年2月、読み終えた。この本の内容は、映画の「ＰａｒｔＴ１」と「Ｐａｒｔ２」を含んでいる。小説と映画の大きな精神的相違は、前者はカトリック、後者はプロテスタントの視点になっていることだろう。小説では、映画のように教会の建物と殺人の執行はリンクされないし、マイケルがコニーの子のゴッドファーザーになる儀式も、危険を回避するためマイケルの邸内で行われる。小説では、ケイはヒステリーになって、マイケルの三番目の子を堕胎したりはしない。カトリックでは罪になる。ケイは、マイケルに対する贖罪の場所を求め、カトリックに改宗する。 （引用） それから、カルロ・リッツイ（コニーの夫）の殺害以来毎日そうしているように、自分の信心によって神に聞きとどけられんことをつよく願いつつ、彼女はマイケル・コルレオーネのためにお祈りを唱えた。（完） そのほかの違いといえば、 殺害されたソニーの「情婦」だったルーシーと親しくなったジュールズという医師が登場する。マイケルの帰還に、死刑台に送られるある「医師」の罪に「マイケルの罪の身代わり分」が上乗せされることに関係する。 また、ジョニー・フォンテーンという歌手兼、映画俳優兼、プロデューサーの活躍が、かなりのページ数を占める。この小説は、太平洋戦争が終わったころの話だから、彼を連想させるような大物がハリウッドにいたのかも知れない。 また、翻訳については、わたしにとっても、とても読みやすい文章でした。

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ページ制作者：ささくら　まさよし オリジナル教会（初代代表） 　　　　正式名称：（ささくら宗）聖母マリヤ福音教会 2019/01/05、2/16、2/22