（１３）アキレスの出生

（第三巻）第１３章 3-13-1ペレウスはプティアヘと、アクトルの子エウリュティオンの所に遁れ、彼によって罪を潔められ、彼よりその娘アンティゴネとその地の三分の一をもらった。 3-13-2 3-13-3 3-13-4 3-13-5 <P159> 3-13-6テティスがペレウスによって赤児を得た時に、これを不死にせんものと、ペレウスに秘して、夜は火中に隠してその父よりうけついだ死すべき部分を破壊し、昼間はアムブロシアを塗った。しかしペレウスは彼女を見張り、子供が火の上でもがいているのを見て声をたてた。テティスは自分の目的を果すことをはばまれ、幼な子を棄てて水のニムフたちの所に去った。 ペレウスはその子をケイロンの所に連れて行った。ケイロンは彼を受取って獅子と野猪の臓腑および熊の髄で養い、アキレウスと名付けた−−−それまで彼の名はリギュローンであった。というのは彼は乳房に唇をつけたことがなかったからである。 3-13-7ペレウスはその後イアソンおよびディオスクロイとともにイオルコスを破壊し、アカストスの妻アスチュダメイアを殺し、その四肢を八つ裂きにして、彼女の身体を通って軍を市中に導いた。 3-13-8アキレウスが九歳になった時に、カルカスが彼なくしてはトロイアは攻略することができないと言ったので、テティスは彼が軍に加われば必ず死ななくてはならぬことを予知し、女装の下に彼を隠し、乙女としてリュコメデスにあずけた。そしてそこで育てられるうちにリュコメデスの娘デイダメイアと交わり、後にネオプトレモスと呼ばれた男の子ピュロスが生まれた。 しかし秘密が顕われ、オデュッセウスはリュコメデスの所にアキレウスを求め、ラッパを用いて見破った。かくて彼はトロイアに赴いたのである。・・・（以下略）

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2015/3/25 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会