（３）怪獣キメラ退治(たいじ)

Ａ．シシュポスの子グラウコス（Ｇｌａｕｋｏｓ）（２） （Ｐ７８）第二巻（�V）キメラ退治 2-3-1シシュポスの子グラウコスの子ベレロポンテスは殺意なくして兄弟デリアデスを、一説によればペイレン、また他説によればアルキメネスを殺し、プロイトスの所に行って罪を潔められた。そしてステネボイアは彼に恋心を持ち、あいびきの申し出を彼に送った。しかし、彼が拒絶したので、プロイトスにベレロポンテスが彼女に誘惑の言葉を送ったと言った。そこでプロイトスは信用して、彼にイオバテスの所に持参すべき手紙を与えた。その中にはベレロポンテスを殺すようにと書かれてあった。イオバテスは手紙を読んで、キマイラを退治するように命じた。この猛獣に殺されるだろうと考えて。それは一人どころではなく、多数の人にとっても容易に捕えられないからであって、獅子の頭、竜の尾、第三番目の真中（まんなか）にある頭は山羊（やぎ）の形で、そこから火を吐き出した。この地を荒し、家畜を悩ました。というのは一匹で三匹の獣の力を持っていたからである。このキマイラは、ホメロスも言っているように、アミソダロスによって飼育せられ、ヘシオドスの語っている通り、テュポンとエキドナとから生れたと言われている。 ---似たような話が旧約聖書の「創世記」にある。男の立場で書いた話しである。 創世記３９章 さてヨセフは姿がよく、顔が美しかった。39-7これらの事の後、主人の妻はヨセフに目をつけて言った、「わたしと寝なさい」。 2-3-2

次へ

掲載と閲覧・双方の注意事項

１．このサイトの読者の中には、本の購入者あるいは購入予定者がおられるであろうこと。

２．このサイトの目的は、キリスト教の説明書作成の一環であること。

３．「イリアス」と「オディッセイア」の物語と地獄行きについて参考になればと思ったが、その他の物語についても入力した。物語が実は部族の先祖にリンクするためのものであることに気づいたが、キリスト教には関係ないため、全文入力にはしなかった。物語が、部族の先祖、あるいは後裔に関連付けられることは、モーセ五書に似ている。ギリシャ神話を口伝（くでん）で継承したのは吟遊詩人たちである。モーセ五書は、ユダヤ人十二部族の宗教集団レビ人の作品であるだけに、律法を含んだ聖典として洗練されている。

2015/3/14 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会