（２）ヘレネの求婚者たち

<P149> すぐれて美しく育った彼女をテセウスがさらってアピドナイへ連れて行った。しかしポリュデウケスとカストールとが、テセウスが冥府にいる間に軍を進めてその市を攻略し、ヘレネを取り、テセウスの母アイトラを捕虜にして引きたてた。 ヘレネと結婚せんものとギリシャの王たちがスパルタに赴（おもむ）いた。求婚者たちは次のごとくであった。ラエルテスの子オデュッセウス、テュデウスの子ディオメデス、ネストルの子アンティロコス、・・・・（中略）・・・・、アトレウスの子メネラオス、・・・・、メノイティオスの子パトロクロス。これら大勢の人々を見てテュンダレオスは一人を選べば他の者たちが争いを起こしはせぬかと心配した。 しかしオデュッセウスが、もしペネロペと彼との結婚に力を貸してくれるならば争いが起こらぬある方法を教えようと約束したので、テュンダレオスが彼に助力しようと約すると、もし選ばれた婿が誰か外の者によってこの結婚に関して何か害を蒙った場合には、求婚者たちはすべて助けるようにと宣誓させるがよいと言った。これを聞いてチュンダレオスは求婚者たちに誓いをさせ、かくてメネラオスを彼自身で婿に選び、オデュッセウスのためにイカリオスよりペネロペを乞うてやった。 ＜スパルタ王＞ <P151> ディオスクロイが神々の所へ去った後に、テュンダオレスはメネラオスをスパルタに呼び寄せ、彼に王国を譲った。

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2014/12/10 オリジナル教会（初代代表）　笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会