４（１３）ユノの ４（１３）ユノの
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| ○（４−１３）ユノの憐憫 (4-693)(4-694)(4-695)(4-696)(4-697)(4-698)(4-699)(4-700) (4-701)(4-702)(4-703)(4-704)(4-705) ユノ大御所女神（オムニポテンス）は、ディドの長時間つづく苦しみと、その難死のありさまにひどく心を動かされた。そこで女神は、もがき苦しむ魂を、固く絡（から）みついた四肢（よんし）から切り離すために、天（オリュムプス）からイリス（虹の女神）を遣（つか）わしたもうた。ディドはまだ定命（じゅみょう）を果たしておらず、応報の死ではなく、突然の狂風に煽（あお）られて横死（おうし）を得る身なので、可哀想（かわいそう）に、未（いま）だプロセルピナ（冥界の王プルトンの妻）の御来迎（ごらいごう）をいただけず、頭頂の金髪を捧げて、冥界大王（ステュギウス・オルクス）のもとに赴（おも）くことができないでいた。 そこで、露（つゆ）にぬれたイリスが、サフラン色の翼をふり、日光の中で千の彩色（さいしょく）に輝きながら、天からディドの頭の上に舞い降りた。「天意により、これを閻魔大王（えんまだいおう：ディス：プルトン）に捧げまする」。こう言うと、イリスは、右手でディドの頭髪をちぎりとった。すると瞬時にして体熱が四散し、命は風の中に流れ去った。(4-693-705) |
| （完了） |
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2015/11/8 オリジナル教会（初代代表） 笹倉正義
正式名称：（笹倉宗）聖母マリヤ福音教会
2016/10/19（次へのリンク先変更）