第三部の見せ場は、ゴッドファーザーの地位が、マイケルの殺した長男の息子に譲られるという場面だ。ビトは、マイケルに正業(せいぎょう)で名を成してほしかった。マイケルもまた、兄の息子には正業についてほしかった。だが、マイケルは、オペラの終了後、彼の決意におされて、「娘との結婚をあきらめる」という条件付で、「コルレオーネ」の称号を譲り渡す。 しかし、このPart3は、映画制作者の思惑に反して、ファンの不興を買ったようで、Part4の企画が飛んでしまうほどの興行結果だったとのことである。舞台がシチリヤ島のいなかであり、ニューヨークのギャング抗争のすがすがしさはなく、教皇庁を巻き込んだ「サスペンス」の悪ふさげが、ともに、その理由であろう。 |
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ウィキペディア:『ゴッドファーザー』は、1972年に公開されたアメリカ(Paramount)映画。監督はフランシス・フォード・コッポラ。マリオ・プーゾ(Mario Puso)の小説『ゴッドファーザー』の映画化作品。 |
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