３（１１）パレルモのまとめ「フェデリーコ」の痕跡 ３（１１）パレルモのまとめ「フェデリーコ」の痕跡
| 王宮内の礼拝堂の名前「パラティーナ」に、そのように名づけた者の夢の跡を見たように思っただけで、それ以外に皇帝フェデリーコの痕跡は見なかった。パラティーナは、ローマにある七つの丘のひとつで、古代ローマ帝国の行政の中心だった。つまり、ドイツ皇帝（神聖ローマ帝国）はイタリヤ半島を平定して、古代ローマ帝国の復活を夢に見たのだった。 フェデリーコは、パレルモの人々に愛されたのだろうか、とも思った。パレルモの住民にとっては、彼はドイツ皇帝であり、よそ者だったのではあるまいか。 そもそもわたしたちがパレルモを訪れたのは、ただの観光ツアーであり、歴史物語が展開されるはずもなかった。それでも、一日観光の内容としては、充分なように思われた。 |
| マルトラーナ教会 モンレアーレ大聖堂、修道院回廊 パレルモ大聖堂 （昼食）ＬＡ ＰＯＳＡＤＡ ノルマン王宮内「パラティーナ礼拝堂」 マッシモ劇場玄関（各自記念撮影） 若干のフリータイム（二人はホテルでのびていた） （夕食）ＣＩＮ ＣＩＮ |
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