（１５）聖墳墓教会の鍵

NHK 2カルチャーラヂオ歴史再発見「聖地エルサレムの歴史」
講師：元杏林大学教授　笈川博一（おいかわひろかず）氏
 
で、聖ふんぼ教会は、前にイスラムがとったときも同じですが、今度もキリスト教の手に残されました。ところが、キリスト教、現在の聖墳墓教会の中には、ギリシャ正教、アルメニヤ正教、エチオピヤ正教、カトリックとよっつある。で、このよっつが仲が悪い。で、今は裏口があって、あのー、夜中でも出たりはいったりできるんですが、当時はなかったんです。

と、正面を夜になると閉める。で、閉める時、四人の人たちが、つまり四つの宗派を代表した人たちが、ならんで入口の所に。ほでー、けっこう高い所に鍵があるもんですからねー。中から小さなこう窓を開けて、そこをこう、ハシゴをだしてやる。で、はしごをだして、外の人があずかってる鍵を閉める。で、朝は逆に開けるわけですけども、で、この開け閉めする人が、イスラム教徒。つまり、キリスト教にあずけると、かぎ持ってる人強いじゃないですか。そうするとキリスト教の宗派でお互いに争ってるのが、かたっぽに対してゆうりになっちゃうだろうと、タハビーンは考えた。

で、結局、イスラム教徒、あのーふたつの家族に、鍵を預けるのですが、いまいったらひと家族しか残ってません。で、今でもその家族がかぎをあけたり、かぎをしめたり。あのーもっとも、あのーけっこう有力な家族なもんですから、そこの人、朝早くでかけてくってのもなんだろうとてえんで、アルバイトやとって、ただアルバイトもイスラム教徒ですが、でその人が開け閉めをします。
 
 
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　2014/9/26　オリジナル教会　笹倉正義
キリスト教徒の対場からこれを聴いたので、記録しておく
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