４５．アロン家 ４５．アロン家
| 45-1主は、そこから善人を出され、 その人は、みなから好意をもたれ、 神からも人からも愛された。 それがモーゼだった、祝されたその思い出。 45-2彼は清いものと同じ光栄を受け、 敵を恐れさせるために、力強いものとされた。 45-3主は、モーゼのことばによって、不思議なことをとどめ、 王の前で、彼に誉れを与え、 民のためにおきてを授け、 天の光栄の一端を示された。 45-4彼の誠実と柔和は聖とされ、 生きる人々すべての中から選び出された。 45-5また、主は、彼にみ声を聞かせ、 暗い雲の中に呼び、 その手におきてを、 生命と知識の法を授けられた。 それは、ヤコブに命令を、 イスラエルに法令を教えるためだった。 ---イスラエルはヤコブの別名である。しかし、この場合、ヤコブは先祖の名前で、イスラエルはユダヤ人全体のことかも知れない。 ---モーゼは、エジプトの王族として育った。彼は帝王学を身に着け、軍事にも参加した。よけいなことをして災いを負い、エジプトを脱出して、遊牧民の女を妻に迎えた。 （出エジプト記） 7-5わたしが手をエジプトの上にさし伸べて、イスラエルの人々を彼らのうちから導き出す時、エジプトびとはわたしが主であることを知るようになるであろう」。7-6モーセとアロンはそのように行った。すなわち主が彼らに命じられたように行った。7-7彼らがパロと語った時、モーセは八十歳、アロンは八十三歳であった。 （ルカによる福音書） 2-52イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された。 45-6主は、アロンを高く上げられた。それはモーゼに似た清い人で、その兄弟、レビ族の人だった。 レビ族とは 45-7主は、アロンと永遠の契約を結び、 民の祭司職を与え、 美しい礼装を授けて彼を幸せにし、 光栄の服をまとわせ、 45-8また、華麗なものを授け、 豪華な飾りをつけさせられた、 礼服と、がいとうと、エフォドを。 45-9そのすそ回りには、ざくろの飾りと 黄金の鈴をぎっしりつけ並べ、 歩むたびに鈴は音を立て、 民の子らへの記念のように、 聖所に鳴りひびいた。 45-10また、主は、黄金、紫緋、深紅色の、清い服を彼に与えられた、どんす職人がつくった服である。 審判の小袋、ウリム、トンミムは、 深紅の糸で、芸術家の手になり、 45-11黄金の縁をつけた判形の宝石は、 飾り屋がつくったもので、 イスラエル種族の数だけある、 刻んだ記念だった。 45-12えぼしの上には黄金の冠をつけ、 そこには聖別のことばが刻まれていた。 荘厳な装飾、最上の技術の その飾りは、この上もない目の楽しみだった。 45-13彼より前には、こんな美しいものを見たことがなく、 よその人は着てみたこともなく、 ただ、彼の子と、その後をつぐ者だけが、 永久に着るものだった。 45-14彼のいけにえは、日に二度、 完全に焼き尽くされた。 45-15彼を祭司にしたのはモーゼで、 清い油を彼に注いだ。 それは彼にとって、また子孫にとって、 天が続くかぎり続く、永遠の契約だった。 こうして彼は礼拝の儀式をつかさどり、祭司職を行い、 主の名によって民を祝福した。 45-16彼は、生きる人の中から選ばれ、 主にいけにえをささげ、 香と記念の香炉をたき、 民のために償いを行った。 45-17主は、アロンにおきてを授け、 律法の規定をまかせられたので、 かれはヤコブに主の証を教え、 イスラエルを主の律法で導いた。 45-18よその人の中で、彼に反目して団結した者もあり、 荒野で、ねたんだ者もあった。 それはダタンとアビラムの人々であり、 憎悪の深い、暴力的な、コレの人たちだった。 （民数記） 16-1ここに、レビの子コハテの子なるイヅハルの子コラと、ルベンの子なるエリアブの子ダタンおよびアビラムと、ルベンの子なるペレテの子オンとが相結び、16-2イスラエルの人々のうち、会衆のうちから選ばれて、つかさとなった名のある人々二百五十人と共に立って、モーセに逆らった。16-3彼らは集まって、モーセとアロンとに逆らって言った、「あなたがたは、分を超えています。全会衆は、ことごとく聖なるものであって、主がそのうちにおられるのに、どうしてあなたがたは、主の会衆の上に立つのですか」。16-4モーセはこれを聞いてひれ伏した。 45-19主は、これらの人々を見て怒られ、 その激しい怒りによって、彼らは滅ぼされた。 そのために主は奇跡を行い、 炎で焼き尽くされた。 45-20一方、アロンの光栄をいや増し、 資産を与え、 初物のささげ物を所有させ、 足りるほどのパンを与えられた。 45-21彼らが主への供え物で生活したのは、 主が、彼とその子孫にそれを授けられたからである。 45-22しかし、国内では資産を持たず、 民衆の中で、自分のものを持たない。 彼の資産は主なのだから。 45-23エレアザルの子ピンハスは三番めの光栄を受けた。 それは、彼が深く主を恐れ、 尊い勇気をふるって、 民が反逆した時、それをおさえたからである。 こうして彼はイスラエル人に対する神の怒りをなだめた。 45-24また、主は、彼と平和の契約を結び、 彼を聖所と民衆のかしらとし、 彼とその子孫に、代々大祭司の位を授けられた。 45-25ユダ族のエッセの子、 ダビドにも契約が結ばれ、 その王位は、子どものうちのただ一人だけが父から相続するが、アロンの相続は、子どものみなが受け継ぐ。 45-26主が、あなたたちの心に知恵を授け、 民を正義によってさばかせ、 先祖の徳をへらさず、 その光栄を子々孫々伝えたまわんことを。 |
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