４４．先祖崇拝 ４４．先祖崇拝
| 44-1名高い人たちをたたえよう、 歴代に従って先祖の人たちを。 44-2主は、彼らに、偉大な光栄を与え、 ずっと古くから、彼らによって、その威光を示された。 ダビデ、ソロモン、ユダの列王 44-3彼らのうちのある者は王権を使用し、 そのいさおしのために高名だった。 また、ある者は賢明な助言を与え、 預言のことばで人々に語った。 預言者 44-4また、ある者は忠告することによって、 民衆の知恵を知ることによって、 知識をもって教えを述べることによって、人々を指導した。 レビ人の歌を歌う者 44-5また、ある者は音楽をきわめ、 詩の物語を書き残した。 44-6また、ある者は富をつみ、勢力を得、 その住まいで、平和に生活した。 44-7この人たちは、それぞれの時代の人から尊ばれ、 生きている間ずっと誉れを受け、 44-8その中には、名をとどめた人がいる、 その名は今も尊ばれ、人の口に上っているが、 44-9中には、何の記憶もとどめず、 存在しなかった者のように消えていった人もある。 彼らは、まるでいなかった人間のようで、 その後をついだ子どもたちも同様だった。 （ルカによる福音書） 11-47あなたがたは、わざわいである。預言者たちの碑を建てるが、しかし彼らを殺したのは、あなたがたの先祖であったのだ。11-48だから、あなたがたは、自分の先祖のしわざに同意する証人なのだ。先祖が彼らを殺し、あなたがたがその碑を建てるのだから。11-49それゆえに、『神の知恵』も言っている、『わたしは預言者と使徒とを彼らにつかわすが、彼らはそのうちのある者を殺したり、迫害したりするであろう』。11-50それで、アベルの血から祭壇と神殿との間で殺されたザカリヤの血に至るまで、世の初めから流されてきたすべての預言者の血について、この時代がその責任を問われる。11-51そうだ、あなたがたに言っておく、この時代がその責任を問われるであろう。 ---何気なく、ルカを引用したようだが、今改めてザカリヤとは誰だろうと思った。このザカリヤはユダヤ人に殺されたのだ。ひょっとして、洗礼者ヨハネの父のザカリヤのことだろうか。 44-10だが、徳のある人々がいて、 その慈愛にとんだ行いは忘れられなかった。 44-11彼らは、自分たちの豊かな資産が 子孫につがれたのを見た。 44-12その子孫は、おきてを忠実に守り、 そのまた子どもも親に似て、 44-13いつまでも生き残り、 その光栄は曇ることがない。 44-14彼らの肉体は安らかに葬られたが、 その名は、代々生き続ける。 44-15人々は、その知恵を語り、 集会は、彼らをたたえる。 44-16ヘノクは主に喜ばれ、そして彼のからだは運び去られた。 それは代々の人への、改心の模範である。 44-17ノアは正しい人、申し分のない人として主に認められ、 怒りの日に、ひこばえ（意味：切り株から出る新しい芽）となり、 彼によって、この世に生き残ったものがなった、 それは、洪水の時のことだった。 44-18永遠の契約は、彼において定められたから、 人は洪水で破滅し尽されることがなかった。 44-19アブラハムは、数多い民族の有名な先祖で、 その光栄において、彼と肩を並べうる者はない。 44-20彼はいと高き者のおきてを守り、 主は彼と契約を結ばれた。 彼は自分のからだに、この契約をきざみ、 試みの日にも、その忠実を認められた。 44-21そこで主は、誓って、彼に約束された、 その子孫において、すべての民が祝福され、 また、土ぼこりのように子孫をふやし、 星のように子孫を高め、 海から海まで、 川から地の果てまで、 遺産として国土が与えられることを。 44-22父アブラハムのために、イサクに向かって、 主は、人々への祝福を新たにし、 ヤコブの頭上に契約を置き、 祝福して彼を認め、 遺産として国土を与え、 その国土と土地を割って、 十二族に分けられた。 ---十二部族の名の中には、孫の二人がある。ヤコブの子からヨセフとレビの名が除かれている。ヨセフはエジプトの宰相となって、その地位を保ち、ゴセンに住んだ一族を守護した。レビは、部族間に散らされ、嗣業を持たず、祭祀専門の部族となった。モーセが五書においてそれを決定し、アロン家をそのトップに置いて世襲とした。 |
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