18-33借りた金を遊楽につかって貧乏になるな、 あなたの懐中に一文もない時には。 19-1そういうことをする人は、いつまでも金持にはなれず、 小さなことをいいかげんにすると、次第に貧しくなる。 19-2賢い人も、ぶどう酒と女にかかると悪くなり、 娼婦に通う人は羞恥心を失う。 19-3彼は幼虫とうじ虫のえさになり、 向こう見ずな人は、そこで命を落とす。 19-4だれにでも気をゆるす人は心があさはかで、 罪を犯す人は自分自身をいじめている。 19-5悪を楽しむ人は糾弾され、 19-6饒舌を憎む人は悪から身をかわす。 19-7自分で聞いたことを人に伝えるな、 そうすれば、あなたは損失を受けない。 19-8友人にも敵にも話を伝えるな、 自分に責任がないのなら何も言うな。 19-9そうでないと、話を聞く人はあなたを信用しなくなり、 いつか憎むようになる。 19-10何か聞いたら、それをあなたで終らせよ、 安心するがいい、言わなくても爆発してしまうわけではない。 19-11内にある話のために愚か者は苦しんでいる。 婦人の陣痛のようだ。 19-12腰にささった矢、 愚か者の内にある話とはそんなものだ。 19-13友人に会いにいって話せ、おそらく彼は何もしていないに違いない、 もし、何かしていても二度とはしないだろう。 19-14隣の人に会って話せ、おそらく彼は何も言わなかったに違いない、 もし、何か言っていても二度とは言わないだろう。 19-15友人に会って話せ、讒言(ざんげん)はよくあることだから、 言われたことを何でも信じるな。 19-16人は悪気なしに過ちを犯すものだ、 ことばの罪を犯さなかった人があろうか。 19-17脅迫の前に、隣の人に会って話し、 いと高き者の律法に服従せよ。 19-18(空白) 19-19(空白) 19-20知恵とは主を恐れることにあり、 知恵のうちに律法の遵守がある。 19-21(空白) 19-22だが悪を知ることは知恵ではなく、 悪人の意見は賢明ではない。 19-23いとわしい分別もある、 知恵のない人は愚か者だ。 19-24知識はなくとも、神を恐れることのほうが、 大いに賢明でありながら、律法を汚すよりもましだ。 19-25不正に用いる巧妙な分別があるし、 自分を正当にするために、ずるく立ちまわる人もいる。 19-26ある人は痛々しそうに背をかがめて歩くが、 その心の中には詐欺(さぎ)がすんでいる。 19-27彼は頭を垂れ、聞こえぬふりをするが、 人目のない時に、あなたに襲いかかる。 19-28ある人は力が足りないから罪を犯さないが、 機会があると悪事をする。 19-29その外貌で人間がわかり、 顔を見れば賢いのがわかる。 19-30服装を見ると、その生活がわかり、 歩きぶりで人柄がわかる。 |
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