（３） （３）
| 3-1さらに、教義と3-2神学の面でも、3-3碩学（せきがく：学問が広く深いこと）のドメニコ会修道士3-4トンマーゾ・ダクイノ（英語読みでトーマス・アクイナス）の努力が、3-5大著（たいちょ）「神学大全（だいぜん：その事に関係ある事物をもれなく集めた書物）」となって実を結び、3-6アリストテレス研究の成果を取り入れ、3-7合理（ごうり：道理にかなっていること）と3-8神秘のバランスを3-9絶妙に保つことに成功したから、3-10教会は3-11新しい時代に適した3-12新しいイデオロギーを3-13そこから汲み上げるようになり、3-14アベラールの感じていた不満も3-15かなりの程度に解消（かいしょう）されることとなった。 3-16この間（かん）にも十字軍の3-17大規模（だいきぼ）な近東（きんとう：トルコ、パレスチナなどの地域）への出撃は、3-18教皇の指導下（しどうか）に回（かい）を重ね、3-19諸王（しょおう）諸侯（しょこう）を動員して、3-20西方カトリック世界の力を3-21誇示（こじ）していたし、3-22イベリヤ半島（スペイン・ポルトガル地域）でも3-23カトリック勢力が、3-24徐々にイスラム勢を3-25南へと追い詰めつつあった。 3-26この中で、3-27もはや教皇の3-28世俗権力に対して3-29異議をはさむ者はなく、3-30教皇を頂点（ちょうてん）とする3-31ヨーロッパの統一さえ、3-32まんざらの夢想とは言えない状態になっていた。 |
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| 謝辞ミチオ・自己研鑽資料 |
| 2016/4/21 （笹倉宗）聖母マリヤ福音教会代表 笹倉正義 通称：「オリジナル教会」 「ささくら修道会」 2017/3/1 |