（２６）洗礼準備礼拝

（第二六回）洗礼準備礼拝
8-22-25 風も水も従う

１．聖歌１００「しずかに神と」

２．祈り
ハレルヤ。天の父なる神様、今日このように家族そろって御前に出て、礼拝できることを感謝します。ルカによる福音書によって、イエス様が神の子であり、イエス様をとおして私たちの救いが完成したことを学びたいと思います。私たちの心を開いて、いろいろと分かるようにしてください。イエス様のお名前を通して、御前にお祈りします。アーメン。

３．聖書朗読ルカ　8-22-25
8-22ある日のこと、イエスは弟子たちと舟に乗り込み、「湖の向こう岸へ渡ろう」と言われたので、一同が船出した。8-23渡って行く間に、イエスは眠ってしまわれた。すると突風が湖に吹きおろしてきたので、彼らは水をかぶって危険になった。8-24そこで、みそばに寄ってきてイエスを起し、「先生、先生、わたしたちは死にそうです」と言った。イエスは起き上がって、風と荒浪とをおしかりになると、止んでなぎになった。8-25イエスは彼らに言われた、「あなたがたの信仰は、どこにあるのか」。彼らは恐れ驚いて互に言い合った、「いったい、このかたはだれだろう。お命じになると、風も水も従うとは」。

４．解説
このエピソードは、マタイ、マルコ、ルカに書かれています。ヨハネには書いてないので、彼はこの舟には乗っていなかったのでしょう。漁師の舟に十三人も乗れないと思いますから。ペテロをはじめ弟子の内四人はこのガリラヤ湖の漁師です。四季の気象には熟知していた彼らにも、想定外の突風で、恐怖を感じたのでしょう。人生には想定外のことが起こりえます。イエスさまは、風と荒波だけでなく、弟子たちもおしかりになりました、「あなたがたの信仰は、どこにあるのか」と。でも、その順序は、まず風と波をしずめてからでした。普通の指導者なら、順序はこの逆で、まず弟子たちを叱咤激励するでしょう。

そこでこのエピソードは、命を失うほどの想定外に出会った時、まず祈ることを教えます。「イエスさま、わたしたちは死にそうです！」。

５．祈り
この一週間もまた家族みんなが、神様の中で元気に過ごせるように、助けてください。明るい所、広いところに導いてください。天のおとうさま、イエスさまのお名前を通して、み前にお祈りします。アーメン。

６．賛美歌１２３「ナザレのむらにて」
　

2011/7/17　聖母マリヤ福音教会