（第十七回）洗礼準備礼拝
6-6-11 安息日に会堂にはいって

１．聖歌１００「しずかに神と」

２．祈り
ハレルヤ。天の父なる神様、今日このように家族そろって御前に出て、礼拝できることを感謝します。ルカによる福音書によって、イエス様が神の子であり、イエス様をとおして私たちの救いが完成したことを学びたいと思います。私たちの心を開いて、いろいろと分かるようにしてください。イエス様のお名前を通して、御前にお祈りします。アーメン。

３．聖書朗読 ルカ6-6-11
6-6また、ほかの安息日に会堂にはいって教えておられたところ、そこに右手のなえた人がいた。6-7律法学者やパリサイ人たちは、イエスを訴える口実を見付けようと思って、安息日にいやされるかどうかをうかがっていた。6-8イエスは彼らの思っていることを知って、その手のなえた人に、「起きて、まん中に立ちなさい」と言われると、起き上がって立った。6-9そこでイエスは彼らにむかって言われた、「あなたがたに聞くが、安息日に善を行うのと悪を行うのと、命を救うのと殺すのと、どちらがよいか」。6-10そして彼ら一同を見まわして、その人に「手をのばしなさい」と言われた。そのとおりにすると、その手は元どおりになった。6-11そこで彼らは激しく怒って、イエスをどうかしてやろうと、互いに話合いをはじめた。

４．解説
その昔、イエスさまの時代より1,300年も前に、モーセが定めた安息日のきびしさを知っていないと、律法学者やパリサイ人たちがなぜ怒るのか理解できません。ですから、彼らは大した理由も無いのに、いいことをするイエスさまを妨害する悪い人たちという印象を受けてしまいます。しかし、彼らの世間体は悪い人たちではありません。むしろ、一般民衆からは尊敬されている人々です。イエスさまも彼らを憎み返してはいません。

彼らとイエスさまの間には、人と神の隔たりがあり、神はとことん明るいのです。一方教師たる彼らには、見栄があり、言うだけで、自分は言ったことを実行しません。イエスさまは彼らに、偽善を捨てて、神に立ち返れと教えておられるのですが、彼らには理解できません。かえってイエスさまを、掟どおりに、殺そうとします。

しかし、そこにはイエスさまに難病をいやされた人がいて、民衆はイエスさまを偉大な預言者が現れたと喜んでいるので、律法どおりにイエスを殺すわけにはいきません。そこで、安息日違反だけでは殺す口実にならない、はてどうしたらよかろうかと、互いに話し合いをはじめたのです。

５．祈り
この一週間もまた家族みんなが、神様の中で元気に過ごせるように、助けてください。明るい所、広いところに導いてください。天のおとうさま、イエスさまのお名前を通して、み前にお祈りします。アーメン。

６．賛美歌１２３「ナザレのむらにて」 
　
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2011/7/6 聖母マリヤ福音教会
2011/8/17